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  03 ,2018

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「郡上八幡、京都、大阪、そして再び京都・・・」

 18日の日曜日は2回目となるウイスキー講師養成講座の1日講習兼認定試験。昨年の第1回目の時は50名近い受講があったが、さすがに今回は17名ほど。朝の9時15分から夕方5時くらいまでかかって1日講習を終え、全員がウイ文研認定講師、レクチャラーに認定された。

 1日喋りつづけて、さすがに疲れたので、そのまま恵比寿にもどり、原稿執筆は休み。19日の月曜はウイ文研でガロアやライフのミーティング、そして京都ウイスキーパーティーの最終カクニンを行う。

 20日は8時台の新幹線でまず名古屋に向かい、そこから富山行きの特急で美濃太田へ。そこで1両編成の長良川鉄道に乗り換え、1時間15分で郡上八幡駅へ。東京からは4時間ほどの列車の旅だ。昼を食べてなかったので駅の中にあるカフェで、郡上名物という「鶏ちゃん丼」をいただく。その後タクシーでアルケミエ、辰巳蒸留所へ。

 ここは昨年オープンしたクラフトジン、アブサンを造る小さな蒸留所で、辰巳さんが一人でやっている。まずは挨拶もそこそこに、仕込水となっている犬啼川(いんなきがわ)と、その水源へ案内される。犬啼川は鍾乳洞から流れでる清流で硬度は約56度とのこと。大雨のたびに山肌が削られ岩がゴロゴロ音をたてて流れ下ることから、その音が犬の啼声のようだと、この名がついたのだとか。

 蒸留所はその犬啼川の細流の畔に建てられていて、もともとシルクスクリーンの工房だったところ。辰巳のスチルは夕張メロンを原料にブランデーを造っていた夕張蒸留所の中古で、大小2基がある。さらに、これは鹿児島の大石酒造が復活させたものだという「カブト式蒸留器」が1基あり、計3基。これでジンやアブサンを造っているのだ。

 詳細は次号(2018年4月27日発行予定)のガロアで報告したいが、とにかく辰巳さんのこだわりが随所につまっている。それはまさに現代の錬金術師・アルケミエ、アルケミストを見ているかのようだった。

 結局4時近くまでいて、こんどは高速バスで岐阜に出、そこから再び在来線特急で京都へ。駅前のホテルに着いたのは8時前で、21日の昨日は京都ウイスキーパーティー。9時前に会場の円山公園・野外音楽堂に着いたが、どしゃぶりの雨。途中、ヒョウも降るような悪天候だったが、会場はそんな雨をものともしない人たちの熱気であふれていた。

 5時に無事閉会し、京都タワーの下の焼鳥屋でスタッフ6名と簡単な打ち上げをし、解散したのは7時半すぎ。今日は9時半の京都発の電車で大阪へ行き、そこから環状線で弁天町へ。ライターのKさんと待ち合わせて、タクシーでサントリーの大阪工場。クラフトジンの「ROKU」を造る生産棟(スピリッツ棟)を取材させてもらう。これも次号のガロアの取材である。

 その後、再びタクシーで弁天町にもどり、電車を乗りついで京都にもどり、1時半すぎに今回の取材旅行の最後となる京都蒸溜所を訪れる。テクニカルアドバイザーの大西さんが待っていてくれ、今回はしっかりと「季の美」のコンセプト、造りのこだわりを聞くことができた。1年半前に来たときとは、かなり内部の様子も変わっている。

 それにしても、今のクラフトジンの勢いはスゴイの一語。今回辰巳、サントリー大阪工場、京都と3ヶ所回ったが、それぞれ強いこだわりと独自のコンセプトがあり、非常に面白かった。午前・午後で計15種類くらいのジン・スピリッツを試飲し、夕方5時台の新幹線で一路東京に戻ることに。さすがに爆睡・・・。

 ガロアの取材はあと2件くらい残っているが、とにかく来週からは原稿とその入稿、校正・編集作業が山のように待っている。


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