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06 ,2016
気がつけば、もう6月も最後である。これで1年の半分が終わったことになる。それにしても、この3ヶ月くらいは私にとっても激動の日々だった・・・。眼の手術から1ヶ月経つが、今も毎日不安との闘いである。
といっても始まらないので、とにかく今週は取材にテイスティングセミナーにと、忙しい日々を送っている。火曜は昼すぎに高崎に行き、駅郊外にある三宅製作所を取材で訪れた。普段は見学は一切受け付けていないが、今回はスチルなどを発注している本坊酒造さんのはからいで、特別に見せてもらえることになったのだ。詳細は次号の『Whisky World』でレポートしたいと思っているが、非常に興味深い取材となった。スチルの製造現場を見るのは、アメリカ・ケンタッキーのヴェンドーム社以来である。
昨日の水曜日は夜7時からスクールで、「究極のブレンデッドマラソン」。2年くらい前にスタートしたテイスティングだったが、一応今回でスコッチのブレンデッド90種類くらいを飲んだことになる。モルトマラソンも先日最終回を迎えたが、ブレンデッドのほうも、残りアイリッシュとジャパニーズを残すのみである。それに代わる新しいセミナーとして、今着々とスクールの講座を新しく準備している。
今日は午前中、次号のワールドの巻頭の原稿を書き、午後3時に田町に新しくオープンする「日比谷バー・ウイスキーズⅢ」へ。三田(田町)の飲み屋街にオープンする路面店で、世界の5大ウイスキーに特化したバーだ。これもワールドの取材だが、店オリジナルのメニューが充実している。
特にフライトといって何種類かのウイスキーがセットになっているのが面白い。もちろん世界5大ウイスキーのフライトもあるが、スモーキー4のフライトをカウンターで試してみる。アードモアレガシー、カネマラ、ボウモアスモールバッチ、ラフロイグセレクトの4種類で、どれもスモーキーだが、当然それぞれに違いがあり、比較テイスティングをすると、思わぬ新しい発見もある。
どれもNASボトルで統一されているのも、こういう場合はありがたい。それぞれの蒸留所の造りのスタイルが、NASボトルのほうが分かりやすいからだ。日比谷バー・オリジナルのつまみも充実していて、実に使い勝手のよいバーだと感じた。欲を言えば三田ではなく、恵比寿あたりにもあるといいのだが・・・。
三田の飲み屋街は大学時代の友人が近くに住んでいたこともあり、若い頃からよく行っていた。20代の頃は、その奥にあるフレンチレストラン「シェヴェリエ」にもよく行っていたし、そういえば『Whisky World』の編集部も一時期三田にあり(プラネットジアースの時代)、ミーティング後によくくり出したものだった。
さらに一時期、藤原さんの芝浦の事務所に寝泊まりしていたことがあり、三田の駅の飲み屋街は駅をはさんで反対側だったが、足繁く通ったものだ。久しぶりにそんなことを思い出したが、相変わらずいい飲食街である。




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