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  03 ,2016

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「恒例のブレンデッドマラソン」

 日曜日にウイスキー検定のツアーでキリンの御殿場蒸溜所に行って以来、災難つづきでまいっている。ツアーでは行きの電車の中でケータイをなくしてしまい、その対応に時間を取られてしまった。幸いケータイは無事みつかり事なきを得たが、翌日、久しぶりに御殿場の東山湖で釣りをしている時に腰を痛めてしまい、それ以来座骨神経痛に悩まされている。

 今から42年前の20歳の時にも同じような症状が出て、その時も2~3ヶ月間苦しんだが、まさか40年以上も経って、古傷が痛み出すとは思ってもみなかった。痛みのせいで日常生活がシンドクなるのは仕方がないにしても、長時間机に向かって書き仕事をするのがツライ。原稿や校正に集中できないからだ。

 火曜日に近所の整形に行き、痛み止めとリハビリをしながら、とりあえず仕事を続けているという日々だ。しかし、スケジュールは待ってくれないので、飲み会やミーティングなど、キャンセルできるものはさせてもらって対応している。

 今日は午後からウイスキー検定のことで日販とミーティング。とりあえず第3回の報告を受け、今後について話し合う。というより、すでに当方としては結論が出ていたので、今後の事後処理について確認作業。2年近く一緒に仕事をしてきたが、これからウイスキー検定は、我々の手で実行してゆくことになる。ある意味、本来の形にもどったと言えるかもしれない。

 その後、7時からスクールで「ブレンデッドマラソン」。今回は①シンジケード、②タプローズ、③ティーチャーズ、④チェイヴェック、⑤トマーティン、⑥アッシャーズの6本。

 ①はもともとエジンバラの愛好家6人が自分たちのためにつくったプライベートブレンドで、長く日本にだけ輸入されていたもの。やはりブレンデッドとしては格別のコクと、風格を持っている。②は樽出しウイスキーのいわば”元祖”で、これも長く日本限定だった。かつては60~80リットルのオクタブ樽オンリーだったが、現在は5リットルのサイズもある。今回は輸入代理店である大和貿易さんから特別に樽をお借りした。

 ③のティーチャーズは従来のものと、パッケージ変更されたばかりの新ボトルの2種を飲み比べたが、それぞれの違いが分かって面白い。新ボトルは明らかにピーティーさ、スモーキーさが強調されている。原酒となっているアードモアの比率を高めたのだろう。

 チェイヴェックはプラバン・ナ・リンネのゲール語ウイスキー。発売当初ほどの話題性はなくなったが、いまでも カナダなどでは人気だという。トマーティンは”ビックT”というブレンデッドだ。そして最後のアッシャーズは、かの有名なアンドリュー・アッシャーの名を冠したブレンデッド。久しぶりに飲んだが、このクラスとしては悪くない。

 ということで、最後にブレンデッドとは関係ないが、ラフロイグのバイセンテナリー、15年を1杯ずつふるまい9時すぎに終了。ブレンデッドマラソンは、あと1回でスコッチの部分は終わるが、引き続きアイリッシュ、ジャパニーズのブレンデッドはやる予定でいる。

 受講生からは、もう一度モルトマラソンをやって欲しいという声が挙がったので、第2ラウンド、再びAから始まるシングルモルトを飲んでゆく会を催すことにした。スケジュール等については、早い段階で調整をしたいと思っている。

 それもこれも、腰しだいなのだが・・・。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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