31
08 ,2015
8月最後の日だが、今月はスコットランドから帰ってきて連日の暑さと時差ボケで、例年になくツライ夏だった。後半は涼しくなって大キライな冷房ともオサラバできたが、そうでなければどうなっていたことやら・・・。
大阪からもどってきて、さっそく『ウイスキー完全バイブル』の原稿書き、校正作業。さらに『世界の名酒辞典』の校正も。昼すぎにスコ文研に行き、3時に月イチペースでやっている個人講義。中目黒のバー「SAWA」さんから頼まれているラジオの放送原稿の監修で、1時間ほどアメリカのジョージ・ワシントンとそのウイスキーについてレッスンを行う。
ちょうどウイスキー検定の合格者に配られる『Whisky Life』の第2号が刷り上ってきたので、その発送作業。その後、青山のワインスクール「WSET」で開かれるセミナーの準備をして、6時にそのワインスクールへ。7時から“シングルモルトウイスキーの深淵を覗く”と題して、テイスティングセミナーを行う。
参加者はワインスクールの生徒さん30名ほどで、①グレンモーレンジィ10年、②マッカラン12年、③ロングモーン1999(GM)、④キャパドニック19年(ウェアハウスコレクション)、⑤タリスカー・ディスティラーズエディション、⑥ラフロイグ10年の6種類をテイスティング。
ワイン愛好家の人に、とりあえずシングルモルトの全体像と多彩な個性を知ってもらうために選んだもので、①②はバーボン樽とシェリー樽の違い、③④はスコッチのボトラーズ物についてで、それも43%という加水タイプと、シングルカスクのカスクストレングスタイプ(60.9%)。もちろんオフィシャルとボトラーズの違いもポイントだ。そして⑤⑥はスモーキ、ピーティなものだが、タリスカーはダブルマチュアードで、後熟にアモロッソ・シェリー樽を使っている。再びどちらもオフィシャルだ。
ということで少々欲張ったラインナップだったが、スコッチのシングルモルトについて、その入口くらいは知ってもらえたものと思っている。9時20分すぎにセミナーは終了し、そのままタクシーで恵比寿にもどる。明日はマッカランのインタビューとイベントだ・・・。



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter
スポンサーサイト