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  09 ,2016

プロフィール

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky World』(2005年3月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「清里ウイスキーフェスティバル2017」

 午前中、エキスパートの問題作り。昼すぎにウイ文研に行き、ライターのKさんから上がってきた『世界の名酒事典』の原稿をチェック。巻頭のインタビューのところで、今年のテーマはアイリッシュと、クラフトジンである。

 その後2時から、来年の「清里ウイスキーフェスティバル2017」のミーティング。萌木の村のF村長ら4人が来られて、具体的なことを詰めていく。開催日は来年4月の15日(土)、16日(日)の2日間で、スタイルは昨年の第1回目とほぼ同じ。ただし、前回の反省も含めて、いろいろなところを改善していく予定だ。

 秋から春に移したのは、野外フェスが長和と重なるのと、萌木のほうも夏から秋にかけて、大きなイベントが入っているからだ。萌木は、一番大きな施設であるレストランのロックが火災に遭ったが、来年4月までに復興できるとF村長も力強く宣言。タッチダウンビールのほうは幸いにも無事で、早ければ10月中にも生産開始できるという。

 前回はセミナーを「ハットウォールデン」というホテル内で6つ行ったが、今回はそれ以外にオープンスペースを使った、トークセミナーも企画している。新緑の季節の心地よい風を感じながら、野外のオープンスペースで、ウイスキーをテイスティングできればと考えている。緑陰の賢者ならぬ、緑陰のウイスキー飲みだ。

 さらに初日を前回は5時にクローズにしていたが、それを少し伸ばし、キャンプファイヤー、そして星も見られるようにしたい。もともとこの萌木の村でのフェスは、私とサントリーの輿水さんとの間で、「星を見ながらウイスキーが飲めたら」ということで始まったイベントだ。

 お互い天文少年だったこともあり、ウイスキーを飲みながら星談義ができればと思ったがスタートだった。月齢暦を見ていないので分からないが、満月に近ければ、大きな月の出も見られるかもしれない。

 とにかく萌木でしかできない、清里でしかできないウイスキーと食の祭典をつくり上げたいと思っている。さらに2017年は清里の開発をしたポール・ラッシュ博士の生誕120周年。ポール博士はケンタッキーのルイヴィル出身ということもあり、生誕120周年を記念した、スペシャルのバーボンウイスキーも出す予定だ。

 とにかく4月のアウトドアフェスティバルは初めて。もう1つのチャレンジである。と、言っているところに30日発行予定の最新号の『Whisky World』が、印刷所から届いた。今回も無事に発行ができる…。


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「昼の部テイスティングと新雑誌に向けて」

 10月5日からコニャック取材に行くため、『ウイスキー通信』、エキスパート試験の問題づくりなど、急ピッチで作業を進めている。琵琶湖、京都から帰って休む間もなく、先週の土曜日はエキスパートの問題づくり、そして昨日は私のテイスティングセミナーの日曜日の部を行う。

 9月16日の金曜日夜にやったセミナーと同じことを日曜日にやるわけだが、さすがに日曜の昼ということもあり、遠く九州や大阪、富山からも受講生が駆けつけていて、やるほうも気合が入る。

 このセミナーは毎回テーマを決め、それにそってオープンで2~3種類、ブラインドで2~3種類をやるが、第2回目ということで、テイスティングの基本については少し省略した。今回のテーマはアイラで、特にブラインドの3種に”キルダルトン3兄弟”として知られるアードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグがどう違うのかを体験してもらった。もちろん、それぞれオフィシャルの10年、16年、10年である。

 金曜の夜の部では一般の受講生が多かったせいか、3つとも正解した者は4割程度だったが、さすが日曜昼の部はバーテンダーなどプロの方が多く、9割近くが正解していた。

 ということで2時に始まったセミナーは4時すぎに終了し、再び恵比寿の仕事場にもどって、エキスパートの問題づくり、『ウイスキー通信』の原稿書き。

 今日は10時すぎにウイ文研に行き、11時半に博多のNさんとミーティング。熊本城修復のためのプロジェクトを立ち上げたので、その協力をしてほしいというお願いだった。喜んで協力しますということで、1時間ほど、具体的に私やウイ文研にできることを話し合う。

 その後、事務仕事にもどり、3時にS出版へ。来年創刊予定の新雑誌の2回目のミーティング。雑誌のタイトルをどうするか、どんなテーマを、どういう風にやっていくのか。編集・営業スタッフをどうするかなど、前回より、さらに具体的に話を詰めてゆく。今後、週イチくらいでミーティングを重ねることになるだろう。

 一度ウイ文研にもどり、6時から今度は『ウイスキー通信』のミーティングを、デザイナーのIさんを交えて行う。もうすでに表紙の案ができているので、あとはフランスに行く前までに、8割近くの原稿を入れてしまわなければいけない。とにかく、目の前の仕事を1つひとつ片付けていくしかないのだが・・・。


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「琵琶湖クルーズと京都ジン」

 朝イチの新幹線で品川から京都へ。そこからJRで大津に行き、10時半頃に大津港の琵琶湖汽船の乗り場に到着。さっそくビアンカ号に乗船し、フェスの準備。すでにスタッフのSさん、Oさんらが準備に入っていて、出展者、京都支部の面々も準備に余念がない。

 台風直撃を直前まで心配していたが、嬉しいことに台風は通過してしまった。しかし台風一過とはならず、秋雨前線の影響であいにくの雨模様。しかも湿気も多い。

 準備は1時前には終了し、スタッフミーティング、全体ミーティングを終え、いよいよ1時半には乗船開始。初めてのウイスキークルーズで、しかも天候不順の中、どれだけ参加者がいるか心配したが、350枚のチケットはほぼ完売!しかも関西だけでなく、東京や神奈川、名古屋、富山、中国地方からも多くの客がやってきている。ほぼ全員の乗船が確認できたところで、予定どおり2時に出港。日本初のウイスキークルーズがスタートした。

 クルーズでは2組のアーティストによる計4回のライブ、私のトークショー、そしてスコットランドの伝統料理が味わえるという、盛り沢山の内容だったが、それにしても飲む量もハンパではなかった。ブースによっては用意していたウイスキーやビールがなくなってしまったところもあり、いつものフェスとはまた違った様子だった。

 途中一度ビアンカ号は大津港に寄港したが、予定どおり7時にクルーズは終了し、急いで撤収作業。8時前に船を下船し、一度ホテルにチェックインし、8時すぎから京都支部のスタッフを交えて近所の居酒屋で打ち上げを行う。

 今回の反省や来年のクルーズのことなど、いろいろ話をする。10時すぎにお開きとし、ホテルにもどってシャワーを浴び、12時すぎに就寝。それにしても、雨がずーっと降り続いている。

 今日はさすがに7時まで寝ていて、その後8時半すぎからホテル前の桟橋で1時間半ほど釣りをする。前々から琵琶湖で釣りをするのが夢だったからだ。

 椎間板ヘルニアをやってから、釣りをするのは初めて。しかもルアーによるバス釣りは30年ぶりくらいになる。天候不順と台風の影響で湖岸はびっしりと藻におおわれ、水も茶色く濁っている。それでも地元の釣り師がいたので聞いてみたが、まったく釣れていないとのこと。地元の老人が釣っていたのは、手のひらサイズのブルーギルばかりだ。

 ということで10時には切り上げ、準備をしてホテルをチェックアウト。12時前に京都駅に出て、スタッフ2人と昼食。その後2時に京都ジンの蒸留所へ。ウイスクイー(ナンバーワンドリンクス)の角田さん、デイビッド、Mさんの出迎えを受け、さっそく設備を見せてもらう。

 スチルはドイツのカール社製のもので、最初に入れた140リットルの小さなものと、先週入ったばかりという450リットルの2基のスチルが稼働する。どちらもコラムが横についたピカピカのスチルで、いかにも機能的、かつ本格的だ。詳細は省くが(次号のワールドで掲載予定)、あらゆる面で、こだわりにこだわり抜いた、世界でも例を見ないクラフトジンの誕生かもしれない。

 できたばかりの製品も試飲させてもらったが、伝統的なロンドンドライジンのスタイルを踏襲しながらも、随所に日本らしさ、こだわりのフレーバーが見てとれる。1本5000円前後と、決して安くはないが、発売が今から楽しみな日本発のクラフトジンである。

 結局、1時間半ほど取材をさせてもらい、タクシーで京都駅へ。4時すぎから、こんどはゆめディアのスタッフ2人と、次号のウイスキーワールドのミーティング。2日前に下版したばかりだというのに、すでに次の号の準備、仕込みが始まっているのだ。


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「恒例のテイスティング座談会とJWの定義」

 連休明けの昨日は、1時から『ウイスキー通信』の恒例のテイスティング座談会。今回は、①富士御殿場シングルグレーン、②ティーリング1992、23年、③ウィームス・ピートチムニー8年、④ラフロイグロア、⑤カバランソリスト・アモンティリャード、⑥ジャックダニエルズ・ゴールドの6種類。

 ①は蒸留所限定のもので200mlと500mlの2つのサイズがある。御殿場の3タイプのグレーンウイスキーをブレンドしたものだ。②のティーリングはシングルモルトのアイリッシュウイスキーで、てっきりクーリーの原酒かと思ったけど、どうもそうではないらしい。ということは例のブッシュミルズ…。とにかくトロピカルフレーバーがあり、秀逸な美酒だ。

 ③は東京フェスにウィームス家の当主が来てセミナーをやるので、以前、手に入れていたブレンデッドモルトの8年物をテイスティングすることにした。これは40%の8年物だが、現行品は46%のノンエイジとなっている。もちろん、アイラモルトのブレンデッドだ。

 ④のラフロイグはOBの新製品。⑤のカバランはスペシャルリリースのアモンティリャードで、ワールドでももちろん取り上げている。最後のジャックは2度のチャコールメローイングと、メイプルウッドの樽で2度目の熟成を施したダブルウッド。創業150周年を記念したスペシャルバージョンだ。

 ということで3時半頃に座談会は終了し、その後、ライターのN君と講談社の単行本の打ち合わせ。まだ構想も決まっていないので、簡単なスケジュールの確認のみ。とにかく今はやることが多すぎて、まったく時間のやりくりができないのが現状だ。

 今日は昼にウイ文研に行き、2時に日本橋にある日本洋酒造組合へ。ジャパニーズウイスキーの定義について、JWAについて、とりあえず説明を申し上げた。本来ならウイ文研がやることではなく、組合のほうでやっていただきたかったと申し上げたが、果たしてどうなることやら・・・。あくまでも一石を投じるつもりでいたが、「震災級の大激震が業界に走っている」と、言われてしまった。とにかく時間をかけ、ゆっくりとやっていくしかないようだ。

 その後一度ウイ文研にもどり、ウイスキー検定の件でミーティングをし、6時前に恵比寿の仕事場にもどる。新雑誌の企画や検定、ジャパニーズの定義も気になるが、いよいよ明日は日本初となる船上でのウイスキーフェスティバル、琵琶湖クルーズの日である。朝イチの新幹線で行くため、早めに床につくことにした。


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「水戸で講演とアイリッシュセミナー」

 先週金曜日もミーティング、ミーティングと続いて、7時から私のテイスティングセミナー2回目の夜の部がスタート。

 今回のテーマはスモーキー、ピーティなものということで、後半3種のブラインドはすべてアイラモルト。その前に比較のためにノンピートのグレンリベット12年とボウモア12年を飲み、ピート麦芽、フェノールのことを知ってもらう。

 よくアイラモルトは、紅茶のラプサンスーチョン(正山小種)のようだと言われるので、そのラプサンスーチョンがどういうものか用意し、実際に淹れてプラカップで受講生の飲んでもらった。ついでに紅茶、ウーロン茶の簡単な講義も行う。

 ラプサンスーチョンはもともと中国福建省産のウーロン茶で、標高2000メートルくらいの自然保護区である、桐木(トンムー)というところでつくられている。ほぼ天然茶に近いもので、この地域では茶葉の乾燥に松の木を燃やして、その煙でやっていた。そのため独特の薫香が茶葉についたのだ。

 イギリスではアールグレイなどと並ぶ、人気の紅茶の1つで、私が初めてラプサンスーチョンを知ったのは、1989年に出版されたマイケル・ジャクソンの『モルトウイスキーコンパニオン』の中であった。ラガヴーリン16年を指して、マイケルがそう言っていたのだ。

 当時私が編集長を務めていた月刊『ジャーニー』で、ちょうどトワイニングの取材をやっていたこともあり、トワイニング本店でラプサンスーチョンを買って、事務所で淹れたりした。スコ文研ができた当初も、ラプサンスーチョンを淹れて冷蔵庫で冷やし、客に出していた。すっかり、そのことを忘れていたので、今回受講生に出したというわけだ。

 1時間ほどそんな話をし、後半はブラインド3種。これは昼の部が9月25日(日)にあるため、ここで書くわけにはいかないが、実際にラフロイグのピートも燃やし、その香りもかいでもらった。

 昨日の土曜は朝早く起き、9時の常磐線特急で水戸へ。11時から「紅茶館」で、イギリスについての講演会。5年半のイギリス暮らしの体験を、2時間ほど話をする。もちろん「紅茶館」なので、アフタヌーンティーをいただきながらだ。

 その後、一度ホテルにチェックインし、夜は6時から同じ「紅茶館」で、こんどはアイリッシュウイスキーのテイスティングセミナーを行う。用意したのはジェムソンとキルベガン、レッドブレスト12年、ブッシュミルズ16年、カネマラ、そして比較のためのボウモア15年ダーケストの6本で、こんどはスコットランド料理、アイルランド料理を食べながら、順番に飲んでいく。

 ジェムソンとキルベガンはアイリッシュのブレンデッドで、ジェムソンはセント・パトリックスデーの限定ラベル。レッドブレストは、もちろんシングルポットスチルで、ブッシュミルズとカネマラはシングルモルト。とりあえずアイリッシュのほぼすべてのカテゴリーを楽しんでもらった。

 そのカネマラと比較するために出したのがボウモアで、最後はやはりコーヒーではなく、ラプサンスーチョンを出してもらう。もちろん紅茶館は専門店なので、紅茶はおてのもの。やはりプラカップではなく、カップ&ソーサーでいただく正山小種はおいしい!

 ということで、その後有志と2次会に行き(2次会はワイン、ワイン)、ホテルにもどって寝たのは12時すぎ。今日は9時台の特急で水戸を発ち、昼前に恵比寿にもどってきた。

 半日休みたいと思ったが、そうもいかず、琵琶湖トークショーの準備、そしてエキスパート試験の問題作りの準備も開始する。10月5日から1週間ほどフランスに行ってしまうため、その前に試験問題を作ってしまわないといけないからだ。まずは、そのための準備である。


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