1
2
3
5
11
13
15
16
18
19
20
22
23
24
26
27
28
29
30
31
  05 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「ガロアの対談にインタビュー、テイスティング・・・」

 テイスター座談会、宮城峡ツアーと続いて、休む間もなく火曜日は『ウイスキーガロア』のフォアローゼズ対談と、カクテルの撮影で渋谷のバーアドニスへ。

 フォアローゼズについてはキリンの田中城太さんと1時間半ほど対談。思えば田中さんに初めてお会いしたのは2005年で、『ザ・ウイスキーワールド』のケンタッキー取材の時だった。あの時も2時間近く、私たちが泊まっていたバーズタウンのモーテルに来ていただき、話をうかがった。

 以来、フォアローゼズ、そしてキリンの富士山麓などについても何度もインタビュー、対談をしてきた。今年もすでに4回ほどしていることになる・・・。

 インタビュー後、アドニスのSさんにバーボンを使ったカクテルを12種類ほどつくってもらい、それを撮影。対談の後にフォアローゼズを4種類、撮影の時に片っぱしから12種類のカクテルを飲んでいたら、すっかり良い気分になってしまった。気がつけば昼の1時から始めた対談とカクテル撮影も、すでに4時半。終了後、すぐにタクシーでオフィスにもどり、事務仕事・・・。

 水曜は一日中、『ウイスキーガロア』の編集作業。その合間にWP試験、検定の大阪セミナー、そして大阪フェスのミーティング。今週末は土曜に大阪で検定のバーボン級、1級の集中対策セミナー―、そして日曜日はWP試験の大阪会場の試験監督官である。

 検定対策講座はなかなか人が集まらなくて苦戦をしいられているが、これはやるしかない。大阪で私が検定の対策講座を開くのは年に1回くらいしかないからだ。これからは、ぜひウイ文研認定の講師の方々にやってもらいたいと思っている。

 それらの仕事を片付け、夕方6時に丸の内の静岡銀行へ。7時からサロンでシングルモルトのテイスティング会。初心者向けということもあり、グレンモーレンジィの10年、マッカラン・シェリーオーク12年、ザ・グレンリベット12年、ボウモア12年、ボトラーズのグレンバーギ1998のカスクストレングスの5種類を順番にテイスティングしてゆく。

 今日は午前11時に東京プリンスホテルに行き、バランタインのマスターブレンダー、サンディ・ヒスロップ氏にインタビュー。『ウイスキーガロア』の編集長インタビューで、日本限定でリリースされた「バランタイン17年トリビュート」について、1時間ほど話を聞くことができた。

 サンディさんと会うのは20年ぶりのことだったが、すっかり貫禄がでている。先代マスターブレンダー、ロバート・ヒックス氏の片腕として働いていた30代の頃の面影はほとんどない。やはり地位が、人間をつくるということなのだろう。もっとも、年を取ったのはお互いさまだが。

 インタビューでは興味深い話を聞くことができたが(特にバランタインのあの白いガチョウの運命…)、それは6月末のガロアを読んでのお楽しみである。ということでインタビュー後、一度恵比寿の仕事場にもどり、2時すぎにウイ文研。

 ガロアの編集作業と、ガロアのテイスティングボトル4種をテイスティングする。私の担当7本のうちバーボンとライが1本ずつ、そしてクエルボのテキーラと、本坊酒造のジン、「和美人」の4本である。

 そういえば、この前、本坊和人社長とお会いしたときに、「和美人から美を取ったら、私の名前の和人になる」と言われ、大笑いしたことがある。それを思い出してしまったが、ジンはなかなかどうして秀逸である。いかにもサツマの本坊酒造らしい。とにかくバランスが良くて、久しぶりに美味しいジンを飲んだ気がした。

 そのまま夜は7時からスクールで、バーボン基礎講座の第1回目。これは検定のバーボン級のためでもあるが、これだけ全米各地にクラフト蒸留所ができると、バーボンの法解釈をめぐって、いろいろ疑問もでているからだ。

 どんな造りをしたらバーボンと呼べて、どこまでやったらバーボンの定義から逸脱するのか・・・。その辺のところも、私なりに解説しておきかったからでもある。2回目、3回目ではバーボンの造りと、バーボンと文化、特にアメリカの禁酒法などにも触れようと思っている。

 今、とにかくウイスキーが世界中でアツイ!!これは間違いなくウイスキーの歴史始まって以来の出来事で、ウイスキーという酒の魅力、可能性が世界で気づかれ始めているからなのだという気がする。


170525_1.jpg


170525_2.jpg


170525_3.jpg


170525_4.jpg






* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

スポンサーサイト

 

「テイスター座談会と仙台宮城峡ツアー」

 18日の木曜日にデザイナーのKさんとガロアのことでミーティングした後、突然、歯の具合が悪くなり、金曜は急遽横浜の歯医者に行く。そのため予定が狂ってしまったが、夕方にはウイ文研にもどり校正、ミーティング。

 WPの試験問題はようやく作りおえたが、コニサーの教本の改訂がいよいよ迫っているので、こんどはデザイナーのIさんを交えてミーティング。来春の刊行を目指して、いよいよ改訂作業のスタートだ。

 夜は上京中の版画家、Wさんとアイルランドの件でミーティング。昨年腰痛で断念したアイルランド取材をこの7月に予定している。

 昨日の土曜日は午前中ガロアの原稿を書き、それからWP試験のブランインドテイスティング用のボトルを準備。4種類すべてを本番用に詰め替える。あとは問題を刷ったら準備は完了だ。

 その後、2時からガロアの巻頭特集のためにテイスター5人に集まってもらい、スクールでバーボン座談会。20種類くらいのバーボン、アメリカンウイスキーを飲みながら、バーボンについて語り合う。私も含めたテイスター6人が一堂に会するのは、昨年12月以来だ。

 今日は検定合格者向けの蒸留所ツアーのため、朝9時台の新幹線で仙台へ。12時に駅で集合して、アサヒさんが用意してくれたバスで宮城峡蒸溜所へ向かう。今回の参加者は22名、スタッフのCさんと私を入れて総勢24名だ。

 新緑の爽やかな宮城峡をと思っていたが、季節はずれの暑さに見舞われる。それでも山の緑はきれいで、所々に薄紫のフジの花が咲いている。今回は久しぶりに新川のほとりにも行くことができたが、雪解け水がエメラルド色に輝いていて、山の新緑と白い石、そしてツツジの赤に映えて実に美しい。

 ツアーは3月に新しくなったビジターセンターや、実際の製造工程を見て回ったあと、綿貫ブレンダーの指導のもと、貴重なブレンド体験もできるという、充実の内容。ビジターセンターや造りの現場もそうだが、参加者にとっては、何よりも楽しいブレンド体験となった。

 最後は自分でつくったオリジナルブレンドを小瓶に詰め、それをお土産に持って帰るという、うれしいサプライズ付き。予定を少々オーバーしていたが、4時すぎにバスで蒸溜所をあとにし、5時すぎに仙台駅に無事到着。

 このツアーの様子は、6月下旬発行の『ウイスキーガロア』でも、お伝えしようと思っている。


170521_1.jpg


170521_2.jpg


170521_3.jpg


170521_4.jpg







* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「カミュナイトと大阪フェスのミニボトル」

 スコットランドから帰国して一週間ほどだが、この間ハードスケジュールで時差ボケを感じるヒマもないほど。

 東京バーショーが終わったばかりだったが、月曜日は夜7時半から六本木の「パブリック6」で、カミュの特別テイスティングイベント。グローバルブランドアンバサダーのフレデリックさんを迎えて、2人でカミュについて話をする。いわば、私はそのMC役。

 用意したアイテムはボルドリーのVSOP、XO、そしてイル・ド・レのファインアイランド、ダブルマチュアード、クリフサイドセラーの5種類。昨年10月の取材で私とSさんが撮った写真をモニタースクリーンに映しながらのトークショー、テイスティングイベントとなった。

 火曜日は、その疲れも取れぬまま、『ウイスキーガロア』の原稿書き。第3号の巻頭特集はバーボンを中心としたアメリカンウイスキーなので、その原稿を30ページ分くらい書かなければならない。

 昼すぎにウイ文研に行って来客2組とミーティング。さらに大阪フェス等のミーティングも行う。そんな中、『ウイスキー完全バイブル』がさらに増刷になり、7刷りになるという連絡が、発行元のナツメ社からあった。

 発売2年で7刷り・・・。これだけ本が売れない時代にあって、非常にレアなケースといえるかもしれない。それだけウイスキーのことについて知りたいと思っている人がいるということだ。単行本ではないが、『ウイスキーガロア』も、相変わらず好調を維持している。

 大阪フェスについては、恒例のおみやげボトル(100ml)の4種の瓶詰めも終わり、あとはラベルを貼るだけだ。今回は大阪ということで、ハモとタイとスズキとタコをラベルにあしらった。有料試飲リストも近日中につくりたいと思っている。その前にウイスキープロフェッショナル試験だが・・・。

 今日も午前中はガロアの原稿書き。そして昼すぎからウイ文研で来客ミーティング2件をこなし、夕方ガロアのミーティング。さらに夜は恵比寿のガーデンプレイスで、やはり会食ミーティング。夏以降のスクールやツアーについて意見交換を行う。

 帰国後一週間で、もうすでに何十件というミーティングと取材、セミナー、会食をこなしている・・・。セミナーも急遽、7月2日(日)に東京八重洲ホールで、コニサーのブラッシュアップセミナーも行うことにした。

 昨年夏以来となる、久しぶりのブラッシュアップセミナーで、今回はスコッチのクラフト蒸留所と、コニャックについて語ろうと思っている。

 クラフトはインチデアニー、リンドーズ、アービッキー、ローンウルフ、ドーノッホなどで、実際行ってみて、驚きの連続だった。コニャックは、スコッチのモルトウイスキーと比較しながら、その製造について述べようと思っている。はたして、スコッチのモルトウイスキーと、どう違うのか。原料の違いは当然として、発酵、蒸留、熟成においてモルトとは180度異なるベクトルを示している。そもそも5000あるという栽培農家とコニャックメゾンの関係とは・・・。乞うご期待である。


170517_1.jpg


170517_2.jpg


170517_3.jpg


170517_4.jpg







* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「東京バーショーはジンの花盛り・・・」

 昨日、今日と東京バーショーが東京ドームシティで行われ、ウイ文研も今年は昨年の倍以上のスペースで出展。私も両日とも午後からブースに出向いて、売り子を務める。

 相変わらずの時差ボケで変な時間におきているため午後はツライが、それにしても多くの人が来てくれ、大変充実したイベントとなった。すべてのブースを回ることはできなかったが、新アイテムについては、いくつか試飲することができた。

 なかでも、興味深かったのが白州のコフィースチルで蒸留した4年物のグレーン原酒。チーフブレンダーの福與さんの話によると原料にライ麦を30%ほど使用したということだったが、実に美味しいライウイスキーに仕上がっていた。

 もちろんアメリカンのライウイスキーはライ麦を51%以上使用しないといけないので、アメリカンタイプのライウイスキーではないが、サントリーが造ると、こうも旨くなるのかと改めて驚かされた。アメリカンのライとカナディアンのライウイスキーのいいとこ取りをしたような感じで、ぜひこのままボトリングしてほしいと思うのだが、残念ながらそれだけの量はないという。

 もうひとつはニッカのカフェウオッカ、カフェジンである。これもチーフブレンダーの佐久間さんから直接、説明を聞きながら試飲させてもらった。どれも宮城峡のカフェスチルで蒸留したもので、ウオッカは非常にクリーンでソフト。そのままでもゴクゴク飲めてしまうが、これでカクテルを作っても面白そうだ。

 ジンはカフェスチルでスピリッツを蒸留したあと、もともとギルビー社が使っていた銅製のジン用ポットスチルでボタニカルを加えて再蒸留したもの。ベースとなるボタニカルの他に和柑橘のリンゴやゆず、他に山椒を別々にジン用スチルで蒸留し、それをブレンドしたものだという。

 こちらはジュニパーの香りに山椒の香りがコラボして、スパイシーでフレッシュ。カクテル用としても面白いが、小さなショットグラスでニートで飲んでも実に美味と感じた。

 それにしても今年のバーショーはウイスキーもだが、ジンの新製品が目白押しで、まるにクラフトジン元年ともいうべき状態だった。NBAの岸さんも「今年はジンをいろいろやりたい」と話していたので、当分ジンブームは続くだろう。改めてそう感じた次第だ。


170514_1.jpg


170514_2.jpg


170514_3.jpg


170514_4.jpg






* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「“For M”とソサエティのインタビュー」

 昨日はウェブマガジン「For M」のインタビュー取材で、中野の「サウスパーク」に行く。時差ボケと暑さでフラフラだが、ミーティングと取材が相次いでいる。

 それにしても、2~3日前まで寒さで震えていたのが、ウソのようだ。スコットランドは朝晩3~4℃、昼でも9~11℃くらいにしかならなかったが、東京の昨日の気温は27℃・・・。

 インタビューはキリンの富士山麓樽熟原酒とWWAで“IOW”に選ばれたチーフブレンダーの田中城太さんに関するもの。後半は田中さんとのツーショット写真となったが、私なりに富士山麓の特徴、御殿場蒸溜所のすごさ、そして田中さんのブレンダーとしての人となりについて語らせてもらった。

 これはインタビューのテーマではなかったが、先週回ったスコッチのクラフト蒸留所について、田中さんと情報交換できたのが、非常に面白かった。

 今日は午前中、ようやく『ウイスキーガロア』の原稿準備をスタート。さらにウイスキープロフェッショナル試験の校正をして、昼すぎにウイ文研。1時からスコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS)のブランドアンバサダー、ジョンさんのインタビュー。

 ソサエティはグレンモーレンジィ社(ルイヴィトン)から、個人の投資家グループにオーナーが替わったが、それにともなって本部の組織も、日本支部も新しくなっている。そのプロモートのためにジョンさんが来日したという。1時間ちょいほどだったが、ウイ文研のスクールで話を伺った。

 ソサエティを知って会員になったのは、私がイギリスに暮らしていた1989年のことで、もうじき30年になる。日本にもどってからも一時期、日本支部の会員になっていたが、ここ10年ほど遠ざかっていた。

 はたして新生SMWSの戦略とはどういうものなのか。日本支部はこれからどのように変わるのか・・・。私自身、興味津々であり、そのことは『ウイスキーガロア』でも特集を組みたいと思っている。今回のインタビューは、その手はじめでもあった。

170512_1.jpg




* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter