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  03 ,2019

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ガロアのテイスター座談会でハイボール検証…」

 コンペとレクチャラーのセミナーが終わっても怒涛のスケジュールが続いている。18日の月曜日は4時に日経新聞の取材があり、6時半からコンペ実行委員会のミーティング。

 コンペの点数のとりあえずの集計結果が出たところで、実行委員会から意見を聞くためと、コンペ当日の感想・様子などをそれぞれ聞くためだった。実行委員会の皆さんが最初に言ってくれたのが、当日の進行、仕切りの素晴らしさだった。これは本当にありがたいことだったが、これから改善しないといけないこと、次回に向けての課題も多く見つかった気もする。

 進行・仕切りは、私も90点を付けてもいいと思っているが、そのために1年近く、スタッフでミーティングし、そして準備をしてきたことだ。外部にまかせず、すべて自分たちだけで考え、そしてやることがウイ文研の伝統であり、それが今回も活きた気がする。

 コンペの点数は、そのあと2~3回見直し、ほぼ最終結果が出せるようになっている。今週一週間、ほぼ全527アイテムの平均点とジャッジの点数、そしてフライトの順番による影響等、あらゆることを考慮し、それを点数に反映させてきた。当日欠席したジャッジの分、5フライト分はすべて私がジャッジをして、点数を付け、それを集計に反映させてきた。来週中には、当初の目標だった金・銀・銅賞をそれぞれ発表できるものと思っている。

 18日の火曜は一転して2時から萌木の村のミーティング。さらにガロアのミーティング、萌木は特別セミナーの公開も、すでに行っているが、発売開始早々に輿水さんのセミナー2つが完売となった。私とベンチャーの𠮷川さんの分はまだ残席があるが、なんとも早い反応で、これは嬉しい限りである。ブース出展企業も20社以上が集まっていて、今年はかなり盛大になりそうだ。

初めてやる「ROCK」の夜の部のトークショーも、100名の席がほぼ埋まった。私も久しぶりにスコットランド料理、スコットランド音楽について語ることになる。もちろん輿水さんと一緒なので、晴れていれば、天文少年だった同志、懐かしい星談義もしたいと思っている。来週はガロアの「ぶらり旅」で、その萌木の村、そして清里、小淵沢などを3日間訪れる予定だ。

 20日の水曜は、あと1ヶ月後に迫ったアイラツアーのミーティング。旅行会社の担当さん2人と日程等の最終確認を行う。恒例のツアー後取材は、ローランド、そして北アイルランド、ダブリン周辺を予定している。元号が変わる5月1日をはさんで、前後2週間は再びスコットランド、そしてアイルランドだ。その後、5月のバーショーに合わせたグレンドロナック、ベンリアックセミナーの打ち合わせも、ブラウン・フォーマンさんと行う。

 21日の今日は春分の日で休みだったが、12時にガロアのテイスター6名と、代表世話人のSさん、私を入れて8名で、テイスター座談会。1部・2部と今回は2つで、1部ではガロアの巻頭特集にからめて、ハイボール、炭酸水研究(?)を行うことにした。詳細は省くが、ソーダストリームで強・中・弱の3種の炭酸水をつくり、それを16種のウイスキーで試してみた。人生で、これだけ違う種類のウイスキーをハイボールにして飲むのは初めての経験。しかも、それを強・中・弱でそれぞれ試そうというのだから、前代未聞のテイスティングである。

 さらに、その時に使う水についても検証したいということで、市販の6種のミネラルウォーターについて(極軟水の養命酒の水から硬水のエビアンまで)、それぞれ強・中・弱の炭酸を加えて試してみた。これは、これで面白かったが、ウイスキー実証実験では、とりあえず、すべての水は南アルプスの天然水で実験することにした。

 結局3時間近くかかり1部は終了、さらにその後第2部として、コンペの感想などを話し合う、ガロア用の座談会。実行委員会とは、また違った、それぞれの感想も聞くことができた。

 それにしても30~40杯のハイボールを3時間飲み続けるのはキツイ。炭酸のせいなのか酔いが早く、体がいつになくポカポカしてくる。これが、いわゆる炭酸効果…。


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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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「鹿児島の講演とレクチャラーの認定講座…」

 コンペが終わって、その集計作業を進めているが、いっぽうでガロアやセミナーが待ったなしなので、このところ連日のように原稿、そしてその校正、ミーティングが相次いでいる。

 そんな中、金曜は朝イチに恵比寿を出て、10時ちょいのフライトで鹿児島に飛び、昼2時すぎから市内で開かれた「鹿児島県本格焼酎技術研究会」の講演会で、1時間半ほど講演をする。焼酎のグローバル化に向けての提言ということで、“焼酎のグローバル化には何が必要なのか”というテーマで、主にスコッチウイスキーを例にとってお話しをする。

 鹿児島の焼酎メーカーの人、約160名が集まっていて、スコットランドの地酒にすぎなかったスコッチがなぜグローバルスピリッツとして、No.1の座に昇りつめることができたのか、その歴史、その魅力、そして樽熟成とブレンド技術が1つの鍵であることをお伝えした。

 講演会は5時に終了し、その後会場の別室で懇親会、さらに駅前の居酒屋に席を移して2次会、その後、有志だけで天文館の焼酎バーで3次会となった。ホテルにもどって寝たのが12時すぎ…。それにしても、やはり鹿児島は焼酎である。懇親会から2次会、3次会と、皆さんが飲むのは、もちろん芋焼酎のお湯割り。まさにお湯割り文化である。

 3次会では、来年のコンペで焼酎も取り上げてほしいという意見になったが、それには超えなければならないハードルがかなりある。でも、その要望にはできる限り応えたいと思っている。問題は、どうジャッジするか、審査員はどう選ぶかだが、鹿児島の人たちにも協力してもらい、1つひとつクリアするしかないかもしれない。

 土曜は再び朝のフライトで東京にもどり、午後はレクチャラー養成講座の準備。今日は朝8時半に東京駅の八重洲ホールに行き、9時15分から3回目となる、ウイスキーレクチャラーの認定講座。今回は38名の受講者がいて、夕方5時には全員めでたくレクチャラーとして認定することができた。これで2年前に始めたこのレクチャラー制度の認定者が100名を超えたことになる。

 今回のコンペにもレクチャラーからジャッジになった者が30~40名いるが、来年は今年認定された者も、その候補となる。コンペはレクチャラーの経験、テイスティング能力を積む場でもあるのだ。レクチャラーの認定講座が終わったいま、次はウイスキープロフェッショナルの集中対策講座が大阪と東京で開かれる。その準備も待ったなしだ…。

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「日本初の2日間のコンペが無事終了」

 1年近く前から準備してきたコンペが11・12日の2日間で無事終了した。エントリーボトルの総数は約530本。それをカテゴリーごと、グループごとに分けたフライト総数が計88フライト。1フライトには、それぞれ4本から7本の異なるボトルが入っている。

 2日間の審議で行われたセッションは計3つ。6人のジャッジが座るテーブルが2日間計で32テーブル。約190名のテーブルジャッジが集まったことになる。そのフライトの組み合わせ、ジャッジテーブルに座るジャッジの顔ぶれ、そして32のテーブルで実際にやってもらうフライトはどれにすべきか…。難解なパズルを解くかのような作業に、ほぼほぼ1ヶ月近くを要した。

 今回のコンペのコンセプトはブラインドで1アイテムにつき6~12人のジャッジで審査してもらうことだった。当初は1テーブル8名、フライト数も1セッションあたり4フライトを考えていたが、エントリーボトルのラインナップ(度数の高いものが多い)、ジャッジの数などを考え、6名で3フライトまでと途中から変更した。

 私たちもまったく初めてだったし、全国から集まっていただくジャッジも、このようなテイスティング機会はほとんどないに等しい。中には海外のコンペの審査員になっている人もいるし、ワイン、日本酒の専門家もいる。しかし、このシステムで6人同時に同じものを最大21アイテム、ブラインドでテイスティングをし、100点満点で採点するというのは、おそらく初めての体験だったのではないかと思う。

 多くのジャッジに体験してもらいたいのが、このコンペのもうひとつの目的でもあったが、2日間の審議を実際会場でオペレーションし、つぶさに見せてもらった者としては、各セッション、各審議で、みなさんが真剣に対象グラスに向かっている姿が、実に印象的だった。本番中、各テーブルを回って、ジャッジの様子を見たが、我々が期待している以上に、多くのことをジャッジペーパーにメモをしていて、アロマ、フレーバー、総合の各点数を電卓を叩いて計算する姿も頼もしく映った。

 それぞれのセッションごとに、終了後に感想を聞いてみたが、多くの人が、すごくいい経験ができたと言ってくれたのは本当に嬉しかった。それこそが、我々がやってよかったと思える瞬間だったからだ。

 それにしても1年という道のりは長かった。これだけのシステムを考え、それをウイ文研のスタッフだけで実現させてしまうのだから、改めてスゴイことだと思う。フェスもそうだが、(もちろんガロアもコニサーも検定も)、外部にいっさい頼らず、すべてのことを内部の人間だけでこなしていくのがウイ文研のポリシーであり、その経験値があるからこそ、これだけのイベントを成功に導くことができるのだと思う。

 もちろん、コンペはまだ終わったわけではない。これから集計をし、金・銀・銅賞、そして特別賞などを決めていかなければならない。6月8日(土)には、その発表会、表彰式、そして受賞パーティー、大試飲会も待っている。それに向けたパンフレット(ガロアの別冊のようなもの)の製作も、まったなしの状態である。

 コンペ2日間の疲れが残っていたが、そんなことも言ってられず、今日は午後から次号のガロアのミーティング、さらにデザイナーのKさんにも来てもらって、いよいよ編集作業が本格化する。すでに土・日を使って巻頭の炭酸水Q・Aを30枚くらい書いていたが、今日も午前中を使って、その続きを執筆。コンペの頭から、ガロアの原稿書きという、まったく使う脳ミソの違う作業に切り替えている…。


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「グレンフィディックのインタビューとコンペに向けて…」

 コンペの準備、ミーティングの合間に次のガロアの原稿書き、そしてアイラツアー、その後のスコットランド、アイルランド取材、大阪フェス、萌木フェス、さらに3月17日のレクチャラーの1日集中セミナーのミーティングも続いている。

 コンペのほうは当日のジャッジペーパー、マスコミ取材、ゲストテーブルのほうも準備が進んでいる。これはギリギリ、コンペ直前まで調整が続く。水曜日にコンペ全体のミーティング、そして昨日はコンサルを予定している新潟の新しい蒸留所についても、社内で会議を行う。

 今日は朝9時20分に水天宮のそばのロイヤルパークホテルに行き、9時半から地下1Fのバーで、グレンフィディックのブランドアンバサダー、ストルアン・グラント・ラルフさんにインタビュー。次号のガロア用で、ストルアンさんのキャリアや、スペイサイド出身だということだが、スペイサイドのどこで、珍しい名前の発音、その意味等についても伺うことに。

 ストルアンというのはゲール語風の名前で、「流れる水」というような意味があるのだとか。スペイサイドのフォレスの出身で、グラスゴー大学を出たあとインバーハウス系のノックドゥー、バルブレア、プルトニー蒸留所などでキャリアを積んだという。その後オーストラリアのメルボルンで仲間とバーをオープンし、さらに再び転職し、グレンフィディックのブランドアンバサダーになったのだとか。

 今回はバーテンダー向けのセミナーのための来日で、セミナーで使う12年、15年、18年、21年、IPAカスクフィニッシュの5種のほかに、まだ販売はされていなく、試験中のものだという1999のミズナラ、そして2003年のピーテッドもサンプルでテイスティングさせてもらった。

 もちろん12年には12年の良さがあり、15年、18年、21年、IPAもそれぞれに旨いが、最後のミズナラ、ピーテッドがすごすぎだ。いつか、どこかのマーケットで限定品として出てくるのかもしれないが、改めてグレンフィディックのすごさを知った思いだ。

 まあ、それはそれとして、第3蒸留棟の完成はもう少しかかるようなのだが、今年中には生産がスタートするという。それが完成すれば、フィディックのスチルの数は合計46基となって、再びスコッチ最多となる。生産量もマッカラン、グレンリベットを抜いて、再びトップに立つのだ。

 とにかく、時間をオーバーして興味深い話を沢山聞くことができたが、それは次号のガロアである。第3蒸留棟が完成したら、ぜひ見に行きたいと思っているが、その前にコンペをやらないといけない。週明け11日と12日に、いよいよコンペの本ジャッジが行われる。今はただただ、楽しみとしか言いようがない。1年近く準備してきたものが、ようやく現実のものとなるのだから…。当日の様子は、このブログでも紹介したいと思っている。

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「コンペとロンドンジンの原稿…」

 コンペが秒読み段階に入っていて、連日ミーティングと準備が進んでいる。すでに、すべてのボトルにブラインド加工が終了しているが、3セッション、計32のジャッジテーブルの配置、さらにそれぞれのフライト、審議順、そのリストなど、細部を詰める作業が始まっている。私自身は、11日、12日の本ジャッジには加わらないが、すべてのボトル、フライトナンバー、ジャッジテーブル、ジャッジのメンツなど、すべてをリストにし、頭に叩き込む作業を連日続けている。

 本番のジャッジが終了したら、すぐに集計し、その結果をもって3月18日の実行員会ミーティングで、金賞、銀賞、銅賞が決まる。それぞれのカテゴリーのトロフィー、さらにその上の賞については、それからだ。実は6月8日の土曜日にコンペの表彰式を予定していて、それまでに金・銀・銅以外の各賞を決定し、それを発表したいと思っている。同時にガロア1冊分くらいのボリュームのあるコンペ受賞記念号も出そうと思っている。いわばガロアの別冊、特別号である。その前に5月11日売りのガロアでは、コンペ当日の様子を速報でお伝えしようと思っているのだが。

 6月8日の表彰式は1部、2部に分かれていて、1部は関係者のみの表彰式、2部は今回のコンペで賞を得た全アイテムのボトルを並べ、軽食とともにフリーテイスティングしてもらおうと思っている。おそらく300アイテムくらいになるかと思うが、これは有料で誰でも参加できるイベントとする予定だ。といっても定員300~400名だが。

 コンペの準備、それが終わってからの作業も6月一杯まで、まだまだ続く。コンペが終了すると15日の金曜日には鹿児島で講演、17日には東京の八重洲でレクチャラー養成講座。今回のジャッジの5分の1くらいはレクチャラーから選出しており、これはこれからも続く。それが終われば3月下旬からウイスキープロフェッショナルの集中対策講座が大阪と東京で行われる。

 それらのセミナー、イベントが目白押しなので、13号のガロアがまだ印刷所から届いていないが、すでに14号の原稿に取りかかっている。1月末、グレンモーレンジィのアルタのイベントでロンドンに行った時に取材した、ビーフィーターとシップスミスの原稿を書いてしまう。次号の巻頭特集はハイボール、炭酸水、トニックウォーター、ガソジン、ソーダストリームなどだが、それらの原稿執筆にもすでに取りかかっている。

 ウイスキーはもちろんだが、ジンも知れば知るほど面白い。シップスミスで聞いた話では、現在イギリスに860を超えるブランドが存在し、ジン蒸留所の数がスコッチのウイスキー蒸留所の数を抜いたという。ロンドンだけでも、稼働している蒸留所(中にはラボとしかいえないものもあるが)が、すでに30あるというのだ。近いうちにイングランド、ウェールズのジン蒸留所も取材したいと思っている。

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