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  09 ,2018

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「毎年恒例の長和フェスが終わる…」

 毎年恒例の長和フェスが昨日・今日と行われた。今年も朝7時の新宿発特急で茅野に向かい、ここで長和町の役場の人に迎えに来てもらって、車で10時前に会場となるブランシュたかやまスキー場へ。

 天気が心配されたが、着く頃には雨も上がり、陽ものぞき始めた。すぐにブースの準備をして、予定どおり10時50分にはオープン。すでに入口のところには列ができていて、会場と同時に椅子やテントを持った人たちが会場に押しよせる。今回が8回目ということで、みんな楽しみ方を知っている。

 12時には開会の挨拶をして、この日はサブステージで(今年初)1回目のモルトーク。私と藤原さんと、そしてサントリーの佐々木さん、さらにMCとして長野・伊那市出身のシンガー、湯澤さんにも加わってもらって4人でトークをする。

 それが終わって夕方5時にはキャンプファイヤーの点火式。これも毎年恒例で、今年は薄暮の空に13夜の月が輝いている。初日は、そんなこんなで7時に閉会。片付けをして、7時半には姫木平のペンション、「モルゲンローテ」に移動し、8時に夕食を食べてこの日は終了。今朝は朝イチにペンション周辺を散策。ミズナラや白樺、ナナカマドの木の間にトリカブトを見つけてしまう。もちろん猛毒の高山植物で、私にとっては懐かしい植物だ。例のトリカブト事件の、いわばこれが主役だからだ。

 ということで、朝食後8時半に会場まで送ってもらい、2日目がスタート。昨日にもまして天気が良く、快晴。10時のオープン前にスタッフ、出店者の集合写真も撮り、予定通りオープン。今日はモルトーク2回と、ウイスキークイズがサブステージであり、大忙しの1日となった。マルスの竹平さんや小正の小正さん、紅櫻の越川さんにもトークに出てもらい、最後は全員でトークを盛り上げる。

 長和のフェスも8回目だが、毎年少しずつだが新しいことにも挑戦し、そして人も会場も大きくなっている。野外でやるウイスキー、ビアフェスには難しい点もあるが、美味しいウイスキーやスピリッツ、ジンが飲めて、しかも地元の美味しい食が堪能できて、さらにここでしか聞けないトークにライブ音楽もあるのだから、言うことはないだろう。

 自然の風を感じながら、まったりとした時間が過ごせるという意味では、これ以上のものはないかもしれない。我々も、毎年このフェスでしか出会えない人たちもいて、それはそれで回を重ねるごとに楽しみになっている。

 さて、いよいよ長和が終わり、11月の東京フェスに向けてダッシュである。もちろん10月1日からはTWSCのエントリーも始まる。秋は再び、ウイスキー一色に染まる…。


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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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「タイタニックにニッカ、そしてランベイウイスキー」

 連休明けから再び怒涛のスケジュールが始まっている。先週ガロアのデザイナーKさんと次号のミーティングをしたが、18日の火曜日は、もう1つのデザイン事務所と第2特集の「ウイスキー検定の世界」のミーティング。

 さらに11月の東京フェスのパンフレットのデザイン案についても話し合う。今年は初の2日間開催なので、昨年までと違って小冊子スタイルのフェス・パンフレットを作ることにした。会場見取り図や出展企業の案内だけでなく、フェスオリジナルボトルやグッズ、そしてカクテルブース、さらに特別資料として日本全国の蒸留所の一覧も載せることにした。

 もちろん、それだけでは面白味に欠けるので、ハミ出しコラム的なトリビア情報も欄外に載せることに。来年以降は32ページくらいの小冊子にするつもりだが、今年はそのステップとして16ページのパンフレットを作ることにしたのだ。

 それが終わって4時からアイルランドのウイスキーをプロモート、輸入するタイタニック社のマクラクリンさんたちがオフィスに来て、そのことでミーティング。マクラクリン家は北アイルランドのベルファストの出身で、一族が経営するのが「デューク・オブ・ヨーク」などのパブと、アイリッシュウイスキー最大のコレクションを誇るウイスキーショップなどだ。それらの写真とパンフレット、そして輸入を開始するというダンヴィルズというウイスキーと、アイリッシュウイスキー用の特別なクリスタルグラスを見せてもらう。

 グラスの台座は奇妙な形をしているが、これは南西部のケリー州沖にあるスケリッグ・マイケル島を模したもの。この島は世界遺産にも登録されている島で、後で知ったのだが、映画『スターウォーズ』の最新作のロケ地に使われた島だという。老人となったルーク・スカイウォーカーにジェダイの剣を習いに行く…。あの印象的なシーンが撮影されたのがスケリッグ・マイケルなのだという。

 昨日の水曜日は午後4時から青山のニッカ本社、ブレンダーズバーでニッカの新商品のテイスティング説明会。昨年リリースされたモスカテル樽フィニッシュに次ぐ第2弾で、今回はマンサニージャ(マンサニーリャ)樽でフィニッシュしている。余市・宮城峡ともに4000本の限定だ。

 そして今日は3時からアイリッシュウイスキーの新商品、ランベイについて、ガロアの編集長インタビュー。ウイ文研の事務所でランベイをつくっている仏カミュ社のSさんに来てもらい、1時間ほどインタビュー。なぜカミュがランベイをやることになったのか、ランベイ島とはどういうところなのか、Sさんに伺った。

 本当は7月にランベイ島に行く予定だったが、フライト手配の手違いで、行くことができなくなってしまった。その分、聞きたいことを聞いた形だが、やはり百聞は一見にしかず。来年はリベンジを果たしたいと思っている。アイラ・ツアー後にローランドからフェリーでベルファストに渡り、最後にダブリンまでおりて、ランベイとパワーズコートに行きたいと思っている。

 ま、来年のことを言うと鬼が笑うというので、まずは土・日に長野県長和町で開かれる恒例の長和フェスに集中である…。土曜は朝イチ新宿発の特急で長和に向かうことになる。天気が心配だが、私もビアテイスターの藤原さんも晴れ男だから大丈夫だろう。毎年、同じことを言っているような気もするが…。


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* ウイスキー文化研究所公式HP
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「ガロアと名酒辞典の原稿、そして釣り…」
 まったく曜日の感覚がなくなっているが(認知症?)、久しぶりの3連休だったので(スタッフはウイスキー検定で休日出勤!)、土・日でガロアの巻頭特集や、『世界の名酒辞典』の原稿を一気に書いてしまい、今日は約1年ぶりくらいに朝霞の管理釣場へ。

 この朝霞ガーデンに通うようになって35年になるが、あまり囲りの風景は変わってないようにも思える。天気予報では曇りのはずだったが、やはり“晴れ男”。午前中いっぱい陽が出て、しかも気温が32℃という、釣りにはまったく不向きのコンディションになってしまった。一応長袖を着ていったが、すっかり陽に焼けてしまった。釣りの時ばかりは、晴れ男はツライ。私が引き揚げた午後2時以降は、なんとドシャ降りの雨だ。

 釣りをしている時だけ仕事のことを忘れることができるという悲しい性分だが、もどって再び夕方から原稿執筆。ガロアの巻頭のアイリッシュ特集のQ・A8ページ分、原稿用紙にして25枚ほどと、アイルランドの蒸留所13ヶ所のうち4ヶ所ほど書いてしまう。Q・Aはアイルランド、アイリッシュのウイスキーについてまとめたもので、特にアイルランドの歴史や文化を確認するために、4~5冊ほどの本に一気に目をとおす。あらためて書いてみて、やはりアイルランドは面白い国だと思う…。

 近い内にアイリッシュウイスキーの本(アイリッシュ大全)を書いてしまいたいと思っているが、それには北アイルランドの取材をもう1回やらないといけない。来年はアイラ・ツアーだが、そのついでにローランドから北アイルランドを取材で回ろうと思っている。

 『世界の名酒辞典』は、今年創刊から40周年ということで、創刊号(1978年)のページから5ページを選んで(ウイスキーの頁)、それを再録することにしたという。その5頁分の解説文と、40年前のウイスキー事情という冒頭部分の解説である。考えてみれば当時はまだ従価税の時代で、ウイスキーは特級・1級・2級の3つに級別されていた。原酒混和率はそれぞれ27%以上、17%以上、それ以下である。

 ウイスキーの貿易が完全自由化されたのが1972年で、当時どっとスコッチが入って来たことが、創刊時の名酒辞典からは読み解ける。ニッカの宮城峡ができたのが69年で、サングレイン知多が72年、サントリーの白州とキリンの御殿場が共に73年である。当時私は学習塾の講師をしていて、翌79年は半年間、西チベットのラダック・ザンスカールに行っていた。今思えばウイスキーとは、まったく無縁の世界にいたわけだ。

 もしあのまま文化人類学者になっていたら、今の自分はないだろう。いろいろなことをやってきたが、その都度、挫折も経験し、今の道を結果として選ぶことになった。当時の自分が、今の私を知ったら…。人生はこれだから面白い。


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「東京フェスのセミナー」

 いよいよ今週末がウイスキー検定だが、札幌会場に荷物の配送ができないため(地震と停電のせい)、スタッフのIさんに急遽持って行ってもらうことに。日帰りで今日札幌に飛び、無事試験に必要な荷物を届けることができた。

 検定については第8回目となる来年2月のスケジュール、実施級も決まり(久しぶりにバーボン級も)、次号のガロアでも検定の特集を組むことになった。

 そのガロアが店頭に並んだばかりだというのに、すでに次号に向けての取材や執筆がスタートし、巻頭のアイリッシュ特集の原稿を書き始めている。今号同様、巻頭の50~60ページ分の原稿を描かないといけないからだ。

 一方で来週末に迫った長和フェス、そして11月の東京フェスについても準備が進行している。特に、今年2日開催の東京フェスについては合計15のスペシャルセミナーの概要も決まり、今週中には詳細発表予定だ。私も土・日と2つのセミナーをやると以前に書いたが、1つは「シングルモルトに出会って30年!」と題したテイスティングセミナーで、ハイランドパーク12年(OB)、アイル・オブ・アラン1995、ボウモア1973、そしてグレングラント1954、ハイランドパーク1958年の5本をやる予定だ。

 ハイランドパーク12年は、私が1998年に「世界のウイスキーライター5人」の1人として選ばれた時、当時のスコッチウイスキー広報センターのE女史から、いただいたものだ。20年前のオールドのハイランドパーク12年である。アランの1995は私の持っていた初年度蒸留の希少な樽からで、2004年にボトリングしたもの。私のPBボトルだ。

 思い入れの深いボトルで、次のボウモア同様、当時のアランジャパンとのコラボ商品だ。グラントの1954は私の生まれ年でGMの1本。そして最後のハイランドパーク1958は、超レアなオフィシャルボトルで、665本の限定。今となってはオークションで100万円を超える値がつく…。

 どれもこれも、私が持っているこれが最後のボトルで、タイトル通り、この30年を振り返ってウイスキーファンと飲みたいと思っている。もう1つのウェールズセミナーについてはテイスティングアイテムも決まったので、いつか別の機会に紹介したいと思っている。

 ガロアや長和、東京フェスばかりでなく、来年3月に開く予定のコンペについても、日々、いろんなことが進行している。ウイスキー文化研究所(スコッチ文化研究所)設立18年目の新たなチャレンジで、大きな賭けでもあるが、今をおいて、ほかにやるタイミングはないと思っている。ウイ文研設立20周年に向けた、ビッグチャレンジの1つである。


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「横浜セミナーとビルさんインタビュー」

 先週の土・日はウイスキー検定公式テキストの入稿前、最後の校正。ほぼ240ページを一気に読みかえし、赤を入れる。さすがに夏の疲れもあり、2日間の校正は相当シンドイものがあった…。今週中に入稿したら、いよいよ、来週から再来週にかけて下版だ。

 昨日の月曜は午前中、次号のガロアの画像選びをして、昼すぎに横浜の中華街へ。2時からローズホテルで、NBA横浜支部主催のセミナーを行う。横浜でのセミナーは、じつに4年ぶりくらいで、本当に久しぶり。それだけ、この4年間が忙しかったということだろう。

 ということもあり、今年4月から7月にかけて行ったスコットランド取材、アイルランド取材をもとに、スコッチのクラフト蒸留所と、アイリッシュのクラフト蒸留所の最新情報を資料と、そして画像を使ってお伝えすることに。予定をちょっとオーバーして4時すぎに終了し、その後、ホテル内の個室で懇親会。支部長のAさん以下10人くらいと一緒に中華を食べ、久しぶりに楽しい時をすごす。

 恵比寿の仕事場にもどったのは夜8時前だったが、久しぶりに飲んだ紹興酒がきいている。今日はそれでも朝5時に起き、9時ちょいに神田神保町のMHDモエヘネシーディアジオへ。9時半から次号ガロアのための、ビル・ラムズデン氏特別インタビューを行う。

 ビルさんとは年に2~3回お会いしているが、インタビューするのは、これも4年ぶりくらいで、もちろんガロアとして初めてだ。この4年間でスコッチを取り巻く環境は劇的に変化している。クラフトが急増し、それにともなって樽のことや、大麦の品種のことや、最近は酵母についても、様々な発見、変化があった。

 ”樽のパイオニア”であるビルさんに、グレンモーレンジィ、アードベッグのことも含めて、今聞いておきたいことが山ほどある。もちろん、来年で10周年を迎えるプライベートエディションのことや、グレンモーレンジィの新たな蒸留所、アードベッグの拡張のこともそうだが、今、ビルさんが何に興味を持ち、何をこれからしようとしているのか、ここらで一度整理して聞いておきたかったというのが本音だ。

 もちろん、2時間というインタビュー時間では語りつくせないことばかりだし、まだまだ聞きたいことは山のようにあったが、それでも、過去のインタビューでは聞けなかった数々の面白い話を聞くことができた。すべてを誌面でお伝えすることは不可能だが(かなりシークレットな部分がある・・・)、過去の編集長インタビューではなかった、7ページほどを割いて、お伝えしたいと思っている。

 2019年から20年にかけて、新たなグレンモーレンジィとアードベッグ蒸留所が誕生することになる・・・。


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