FC2ブログ
1
2
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  03 ,2021

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR

 

「TWSCの発送とオンラインテイスティング」
 『ウイスキーガロア』 は先週金曜に校了したが、すでに次号(5月12日号)の編集作業に入っている。次号の巻頭特集はアイリッシュで、2号に分けてアイリッシュの全蒸留所を紹介したいと思っている。

 マイナビの新書は、最後の確認が昨日終了し、今日校了予定だ。新書サイズなので、870円というお得な価格で、初版は5000部近く刷る見込みだ。3月24日に書店に並ぶと思うので、4月1日のジャパニーズウイスキーの日には、サイン入りで視聴者プレゼントもしたいと思っている。

 小学館の大全については、かなり厳しいスケジュールをこなしているが、まだまだ100本近いアイテムをテイスティングしないといけない。冗談でなくコロナにかかったら、味覚、嗅覚が失われるおそれがあって、そうなったら大全もアウトである。その前に、なんとしてでも終わらせたい(かからないようにするほうが先だが…)。

 TWSCは、ようやく洋酒を全国200名強のジャッジに送付したところで、今週から焼酎に着手している。焼酎のジャッジの数は80名くらいなので、おそらく半分くらいの作業で発送が完了できるだろう。それが終われば、いよいよ結果を待つばかりだ。

 洋酒のためのオリエンテーション動画はすでに発信しているが、今週は焼酎のオリエンテーション動画の撮影もやらなければならない。とりあえず、芋、麦、米、黒糖、泡盛を私一人でオリエンテーションしようと思っている。

 ジャパニーズウイスキーの日は、着々と準備をすすめているが、今年はそのために、国税の補助金申請を行うべく、現在、その作成にも入っている。ジャパニーズの定義が決まったこともあり、ウイ文研の中に、新たな事業として「ジャパニーズウイスキー情報センター(仮)」をつくる予定で、今その検討に入っているのだ。

 そこでやることはジャパニーズウイスキーのデータベースを作成することで、そのためのサイトの開設、そして年に1度の「イヤーブック」の発行も目指している。もちろん、ジャパニーズのセミナー、そして資格認定、検定も、できればジャパニーズウイスキー専門のものを設ける予定だ。それは日本語でもだが、最初から英語、中国語バージョンを同時進行させたいと思っている。そのための補助金申請だが、この手のことはやったことがなく、はたしてどうなるかは正直わからない。でも、誰かがやらなければならないと思っているし、やるなら、「今しかないでしょう!!」というわけだ。

 で、そういうことをやっていたら4月下旬のジャパニーズフェスができなくなってしまった。もちろん本当の理由はコロナだが、圧倒的にスタッフと時間が不足しているのだ。楽しみにしてくれていたファンには、本当に申し訳ないと思っている。

 この間、スタッフの求人を行い、のべにして30人近い面接をやっているが、人材確保も、もうひとつの課題である。コロナ禍の中で、それらをやることには限界もあり、日々ジレンマの連続だ。

 ということは関係なく、今年から始まった会員限定オンラインテイスティングの3月18日の(木)のラインナップを決め、昨日からアップしている。今回は次号(3月12日号)のガロアで取り上げているアイテム7本で、スコッチ、アイリッシュ、台湾、ジャパニーズと盛り沢山だ。

 特にアイリッシュのレッドブレスト25年は、ベルファストの「フレンド・アット・ハンド店」オリジナルボトルで、シングルカスクのカスクストレングス。1本10万円近くするボトルで、ミドルトン蒸留所がつくるポットスチルウイスキーをシェリー樽で寝かせたらどうなるのか、そのスゴさがよく分かる。

 もちろんカバランのソリスト・マデイラカスクも負けてはいない。今回はアイルランドと台湾の豪華共演かもしれない。

210303.jpg



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

スポンサーサイト



 

「ガロアの校了とマスター・オブ・ウイスキー」
 あまりにやることが多すぎて、日にちの感覚がなくなっていたが、気がつけば2月も今日が最終日である。先週はガロアの校了、マイナビの校了、そして大全、検定、宝島社の「モノマスター」、マスター・オブ・ウイスキーの問題づくりなどに忙殺された。もはや、何をやっていたか思い出せないほどだ(ボケか…)。

 クラウドファンディングは目標額の100万達したところから、ガクッと申し込みが減ってしまった。初めてでよく分からなかったが、いくつかの設定ミスをしてしまったようだ。4月1日のイベント以降の活動については、もう一度考え直さないといけないかもしれない。運営費が一銭もないからだ。

 誤算のひとつは、日本洋酒酒造組合のジャパニーズの定義だ。決まったのは嬉しいことだが、なんらプレス発表もないし、これがどういう効果をもたらすのか、これから何をするべきなのか明確になっていない。英文ニュースサイトでも情報は流れているが、大きな誤解がある。これで外国産ウイスキーを入れたり、醸造アルコールを9割入れることが、すべて駄目になったわけではない。あくまでも「ジャパニーズウイスキー」という特定用語を用いる場合のみで、単なるウイスキーや会社名を冠したブランド名(日本を連想させるもの以外)などは、今までどおりOKなのだ。ましてや罰則規定もない。日本で流通するジャパニーズウイスキーで、現在、今回の定義を満たしているウイスキーは6~7%でしかないという試算もある。

 そのことを発信し、ジャパニーズウイスキーの価値訴求をやっていくためには、第3者による情報機関、発信機関が必要だと思っている。ジャパニーズウイスキーの日実行委員会は、そのためにやりたい思っていたが、問題はそれをやるための運営費がないのだ。このままではホームページもロゴマーク制定もできないかもしれない…。なんとも、悩ましいかぎりである。

 といっていても、しょうがないので、25日の木曜は7時から会員限定ウイ文研テイスティング。さらに26日の金曜は、やはり夕方6時半からジャパニーズウイスキーの日の実行委員会ミーティングを、ズームで行った。現状を報告し、4月1日のイベント当日の出席を委員各位に要請した。

 昨日の土曜は朝から『完全版シングルモルトスコッチ大全(仮題)』の校正作業に没頭する。閉鎖蒸留所も含めて150近い蒸留所の原稿(まだ書いてないものもある)の初稿が、ようやく出てきたところで(それも半分くらい)、これから1ヵ月が、本当の意味での勝負となる。その校正、執筆をやりつつ、しかしテイスティングもやらなければならず、今日からテイスティングをスタート。やはり150本近いボトルをテイスティングし、そのノートを書かなければならないからだ。

 前回の時(2009年)は、それだけに集中できたが、今回はあの頃と比べてオフィスも3倍以上となり(スタッフも)、やるべきことが天文学的に増えている。そのため、集中してテイスティングできる時間が取れないのが、もどかしい。もともと、これには体力・気力、そして高い集中力が要求されるが、そのため前回の時は上梓したあとに、帯状疱疹という、思わぬ病気にも見舞われた。今回はそうならないことを祈るばかりである。

 そして今日は、昼すぎからウイ文研で、マスター・オブ・ウイスキーの二次試験。今年は5名がチャレンジしたが、はたして、何人合格するやら、今から楽しみである。

210301.jpg

210301-3.jpg
「Mono Master」 2021年4月号 (宝島社)



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「JWデーとオリジナルボトル、そして単行本」
 ジャパニーズウイスキーの日のクラウドファンディングは、ようやく200人を超え、もう少しで目標の100万円となるが、当初目標にしていた1500人~1600人には、まだほど遠い。スペシャルゲストに輿水さんが決まり、トークショーでは、MCのトムセン陽子さんも交えて、ジャパニーズについて、楽しく話し合いたいと思っている。

 カウントダウンと全国いっせい乾杯のあとは、さらにスペシャルゲストを招いて(飛び入りもアリ)、ここからは無料でライブ配信したいと思っている。誰が来るかは、お楽しみだ。と同時に、1部・2部では私の最新刊の本も、サイン入りでプレゼントする予定だ。
 
 ここ1~2週間、そのために必死で執筆、校正をしていたマイナビの本で、どうにか間に合い、3月24日頃には発刊できそうなメドがついてきた。新書サイズで、約230ページ。今まで以上に読みやすく、そして最新の情報もしっかり網羅している。ウイスキーの今が分かる、我ながら出色の本だと思っている。ジャパニーズの新定義も、いち早く言及している。それを10冊くらい、サイン入りで視聴者プレゼントしたいと思っている。

 3,000円コース、5,000円コースのオリジナルウイスキーについては、私が複数の蒸留所のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドするつもりだ。もちろん正真正銘ジャパニーズで、隠し味(?)として、スコ文研、ウイ文研のオリジナルボトル(余市・山崎)、そして清里フィールドバレエのモルトも使う予定だ。単純計算しても、中身は100mlボトルで、5,000~6,000円は下らないだろう。秘蔵の残りもの(?)ウイスキーである。

 またジャパニーズウイスキーフェスティバルが中止となったので(今、初めて発表する)、予定していた秩父や厚岸、桜尾、尾鈴山のオリジナルボトルの優先販売を行いたいとも思っている。ジャパニーズウイスキーの日は、これから多くの事業を手がける予定で、それらのオリジナルボトルの頒布も含まれている。もちろん、開けるようになったらジャパニーズフェスも開きたいし、2023年の100年祭では、それこそ東京ドームでやろうかとも思っている。コロナで3度ジャパニーズフェスが中止に追い込まれたので、そのリベンジである。

 そして、いよいよ5月からは、ウイ文研の国内蒸留所ツアーも復活予定である。まずは鹿児島、宮崎に2泊3日くらいで行きたいと思っている。すべては4月1日のジャパニーズウイスキーの日から、始まるのだ。

0224-1.png0224-2.jpg0224-3.jpg



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「輿水さん参戦とWBBCプレミアム」
 クラウドファンディングは開始一週間ほどで、すでに170人以上の方に参加いただいているが、まだまだPR・発信が少ないと感じている。ジャパニ―ズの定義が決まったことで、私のところにも取材やインタビューが相次いでいるが、そんな中、ジャパニーズデイの第2部のスペシャルゲストを交えてのトークショーで、昨日そのスペシャルゲストに、サントリーの名誉チーフブレンダー輿水精一さんが出てくれることになった。

 輿水さんは昨年からTWSCの実行委員にも就任してもらっているが、今回のジャパニーズデイにも、わざわざ京都から出てきてくれるという。本当にありがたいことで、これで百人力、いや千人力だとも思っている。さらにMCには、今WBBCプレミアムでもMCを務めているトムセン陽子さんも出てくれることになり、なんとも嬉しいかぎり。私と輿水さん、そしてトムセンさんの3人で楽しいトークを行いたいと思っている。

 そんなWBBCプレミアムの第3回ライブ配信と、第4回の録画配信の2回が、金曜夕方5時から行われた。会場は前回と同じだが、マイクを工夫したり、2画面録画をしたりと、いろいろ改善をしている。ありがたいことに多くの視聴者からコメントをいただき、それをさっそく参考にさせてもらっている。変則的な収録ではあるが、まずは4回目を録画撮りし、そして7時から予定どおりライブ配信を行う。今回もウイスキーの10大ニュースを発表したが、なんといってもトップニュースは、ジャパニーズの定義である。それについて分かりやすいように箇条書きで、少し長めに解説した。

 その前に行われた第4回の収録では、会員からの要望の多かったバーチャル蒸溜所ツアーを、スライドショーという形で、私とトムセンさんでお伝えした。やはり1回目はアイラということで、2019年のツアー画像をメインにしながら、造りの全工程などもスライドでお見せした。19年のツアーの時は、トムセンさんも参加者の一員として行っているので、生の感想も聞くことができたと思っている。蒸留所はボウモアとラフロイグの2つである。これからは偶数回放送の時に、スコットランド、アイルランド、アメリカ、そして日本の蒸留所について、スライドショーをやっていく予定である。

 ライブ配信は予定どおり8時に終了し、今日は、昼すぎにウイ文研に行って、1時半から秩父ウイスキー祭のオンラインテイスティングを行う。私が担当したのは都光さんのグレンスコシアで、蒸留所から送られてきた5種類のサンプルボトルをテイスティングし、それについて解説を行った。5種類のうち市販されているのは定番の「ヴィクトリアーナ」だけで、あとはすべてカスクサンプル。非常に貴重なテイスティングとなった。運良く参加できた人は、グレンスコシアの知られざる世界を体験することができたのではないかと考えている。連日の仕事とテイスティングで、講師の私がバテバテ、ヨレヨレなのは申し訳なかった気もするが…。

 それでも、バテバテの体を引きずるようにして仕事場にもどり、再びガロアの執筆、そしてマイナビの単行本の校正である。締切りのある仕事は、本当にツライ…。体力・気力の衰えをいつも以上に感じる今日この頃だ。いったい、いつまで体力・気力が持つのやら。


<WBBCプレミアム 第3回配信>
ph_wbbc.jpg


<秩父ウイスキー祭>
ph_chichibu.jpg



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「67回目の誕生日とジャパニーズの定義」
 昨日は67回目の誕生日。まさか67歳になるまで、ウイスキーの仕事をしているとは思ってもいなかった。60を過ぎたら物書きに専念し、竿をかついで世界中の釣り場を放浪したいと思っていたが、世界的なクラフトブームと、その頃に始まったNHKの朝ドラ「マッサン」によって、人生設計(?)が少し狂ってしまった。まあ、仕事が楽しいせいもあるのだが…。

 ただ、今年の誕生日ほど仕事に追われている年はないかもしれない。ガロアや大全、マイナビの原稿と校正が山のようにあり、悪いことに、そのすべてがここ1月から2月にかけて集中してしまった。そこへもってきて、検定にWBBCプレミアム、TWSC、そして新規事業のジャパニーズウイスキーの日である。

 朝から原稿を書き、それを校正し、昼すぎにウイ文研に行ってミーティングと取材対応、それに諸々のテイスティングである。大全のテイスティングはまだ手つかずだが、昨日はTWSCのオリエンテーション用のビデオ録りのため、5種のテイスティングを行う。その前にはガロアのテイスティングも10種ほどやってしまう。さらに、こんどウイ文研オリジナルとして出すラムのディクタドールのテイスティングである。

 TWSCの発送作業も現在進行中で、審査会でのオリエンテーションができないので、私がスコッチのシングルモルト、ブレンデッド、バーボン、そしてジンとコニャックの5種を銘柄をふせたままテイスティングし、その評価の基準についてカメラに向かって話をした。各10分くらいである。先週はラムの海老沢さんとテキーラの林さんも、それぞれラムとテキーラをやっているから、これで洋酒については揃ったことになる。

 そんな作業に忙殺されていた中に飛びこんできたのが、ジャパニーズウイスキーの定義問題だ。2月16日、ついに日本洋酒酒造組合のサイトで、その詳細が発表された。その前の週に国税とも話していたし、実は1月中旬には作業部会のほうから事前に知らされてもいた。まずはジャパニーズの定義が決まったことを心より嬉しく思うし、作業部会の皆さんの労苦は大変なものだったと思っている。その労をねぎらいたいと思う。

 思えば私たちが、ジャパニーズの定義について、都内のホテルを借り、プレス発表会を開いたのが2016年8月31日のことだった。その1年くらい前からスコ文研(当時)では、ジャパニーズの定義がないのは、どうしてもマズイと、試案づくりをしてきた。もちろん私たちで決める訳にもいかず、あくまでも“私案”ということで世に問うたが、少なからず業界に一石を投じることができたと当時は考えていた。

 それを、「引き取らせてほしい」と言ってくれたのが洋酒酒造組合で、1~2回オブザーバーとして会に出席したが、その後はすべておまかせした。ただ正直、こんなに長くかかるとは思っていなかったので、2019年に私たちがTWSCを始める時に、その経過をお聞きした。それでも間に合わなかったので、2020年の第2回TWSCの時に、TWSC独自のジャパニーズの定義を決めさせてもらった。

 それから1年半。今回の組合の定義は、私たちのTWSCのものよりはるかに意欲的なもので、次号のガロア(3月12日号)で詳しく書いているが、スコッチよりも、ある意味厳格かもしれないと思っている。もちろん、まだ多くの問題を含んでいるが、それについては私たちウイ文研やTWSC、そしてジャパニーズウイスキーの日で、周知徹底・PRしていきたいと考えている。

 「日本のウイスキー100年史の中でも画期的な出来事」と、私は評価してよいものと思っているし、4年半近くかかってしまったが、その一歩を誰よりも喜びたいと思っている。

ph_orien.jpg



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter