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  07 ,2019

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「札幌セミナーとジンギスカン、ラーメン…」
 ガロアの発送が終わって1週間後の先週、『ぶらり旅』のところで、重大なミスに気付いた。なんと1行がダブって、1行が抜けているのだ。これでは全体の文意が通じない。読み飛ばしてしまえば分からないかもしれないが、編集者としては、あってはいけないミスである。

 頭が真っ青になったが、すぐに正しく刷り直すことを決断した。8ページ丸ごとを、デザイナー、印刷所と協議し、最善の形で刷り直すことにしたのだ。と同時にHPにお詫び文を掲載するとともに、在庫として抱えているガロアについては、手作業で1行の文を付け加える作業も開始した。編集・発行人として、本当に申し訳ないと思っている。

 さらに先週の金曜日はスタッフ3人の最終日で、6時に無事に送り出し。“会者定離”とはよく言ったもので、人生に別離はつきものである。会うは別れの始め…ともいう。いつかはみな卒業していくことになるのだろう。最後は、スタッフ全員で気持ちよく送り出すことにした。そういえば昔、井伏鱒二が唐の詩人・于武陵の有名な別離の詩を、「サヨナラだけが人生さ」と訳したことがある。

 そんなこんなで、バタバタの1週間だったが、昨日の土曜は恵比寿の仕事場で、TWSCのパンフレットの原稿、そしてガロアの原稿、その校正をやり、今日は10時半のフライトで羽田から札幌へ。博多のバー「オスカー」のN氏と空港で待ち合わせをして、バスで札幌すすきのの「ロングバー」へ。

 2時からのセミナーだったが、フライトが遅れたのと、交通のせいで会場に着いたのは2時2分!! 皆さんは待ってくれていたので、着いてすぐにバーカウンター内に入って、PBO主催のセミナーがスタート。

 今回のテーマは日本初のTWSCのことで、そもそも、何故そんなコンペを開くことになったのか、どうやって審査員を決め、どうやってコンペを運営したのかなど、1時間ちょい、裏話も含めて語らせてもらった。

 私自身、コンペのことをここまで話すのは初めてだったが、話してみると、時間がいくらあっても足りないという気がした。しかし、コンペ受賞ボトル7種も用意していたので、1時間すぎからテイスティング。なぜ、これらのボトルが賞を取ったのかについても、テイスティングしながら話をした。

 その後、私の思い出のウイスキーカクテルということで、2種類のバノックバーンをNさんが作ってくれ、それを全員で試飲。そのバノックバーンのいわれや、なぜ私の思い出なのかも話をする。セミナーと懇談会は5時すぎに終了し、一度ホテルチにチェックインしたあと、NさんはじめPBOのバーテンダーたちと、ジンギスカンを食べながら打ち上げ。

 さらに調子に乗って、〆のラーメンを食べにディープなラーメン屋に行き、久しぶりに旨い札幌ラーメンと餃子を堪能。しかし、あまりに満腹になり過ぎて、そのままホテルにもどり、バーには結局行けずじまいとなってしまった。ジンギスカンと札幌ラーメン、恐るべしである。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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「次号ガロアと第2回TWSCに向けて…」

 先週『ウイスキーガロア』の15号が発売されたばかりだが、もうすでに16号(9月12日号)の原稿書きが始まっている。

 次号の巻頭特集は第4弾となるアイリッシュウイスキーで、今回は北アイルランドのレイデモン、エクリンヴィル、キルオーウェン、そして南のパワーズコート、ダブリンリバティーズ、さらにランベイだ。合わせてアイリッシュウイスキーの今、アイリッシュウイスキーの定義についても詳述する予定だ。

 もう1つ、これはアイリッシュではないが、アイラツアー、アイラ取材後に行ったガーヴァン・グレーン蒸留所と、スコッチ最南端のブラッドノック蒸留所についても特集する。さらに、せっかくアイリッシュのところで、詳しく定義をやるので、それ以外のスコッチ、アメリカン、カナディアン、そして台湾、インドといったアジアの国々の定義についても触れておきたいと思っている。

 それらの原稿執筆、編集作業と並行して、第2回TWSCの公式パンフレットの製作も進んでいる。昨年は8ページの小冊子だったが、今年は12ページ。より充実させたいと、現在デザイナーの方とつめている最中だ。

 JWA準備委員会のための準備会(!)を先日やったと書いたが、その時に出た意見をもとに、会の趣意書等の作成にも、のりだしている。とりあえず「ジャパニーズウイスキーの定義を考える会」としてスタートし、順を追って年内くらいにJWA準備委員会を設立できればと思っている。

 WCA(ウイスキーコニサー協会)の件は今ホームページを作っているところで、それができたら、大きく組織を変えていきたいと思っている。もちろん『コニサー倶楽部』の年内復刊はマストである。

 そんなこんなでやることや問題が山積しているが、7月30日(火)には、来年のTWSCに向けた第1回会合が開かれる。実行委員会は新たに3名が加わり、私を入れて総勢16名となった。新しい委員の最後のひとりは、サントリーの名誉チーフブレンダー、輿水さんである。

 萌木の時に、この件をお伝えして、内諾をいただいていた。この度、正式にお返事をいただいたので、発表することができることになった。これで、あらゆる面で最高の布陣が整ったと思っている。これから2023年の「日本の本格ウイスキー誕生100周年」まで、とにかく突っ走るしかないのだと思っている。

 うーん、釣り竿かついで世界を釣り歩く、あるいはチベットの僧院でラマ教修行という、私の夢はどこへ行ってしまったのだろう…。いやいや、それは70を過ぎてからだ。


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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「長和フェスと記念すべきJWAヘ向けての初会合…」

 3連休明けの火曜日。相変わらずガロアの原稿、コニサー教本の校正、ウイスキー検定の問題づくりが続いている。それらを午前中、恵比寿の仕事場でやって、昼すぎにウイ文研。3時から長和フェスのミーティングを、長和の観光協会のF君らと行う。

 長和フェスは今年で9回目を迎えるが、毎回、何か新しいことにチャレンジしてきた歴史がある。今回は室内でのセミナーを企画したが、会場の都合がつかず断念。それならばということで、野外大テントを使って新しい形のセミナーも考えたが、やはりスペースの関係で無理だということがわかった。

 そこで考えたのが、毎回やっているトークショーで、ウイスキーやビールとは直接関係ない、アウトドアのトークショーをやることにした。私の古くからの友人で、ガロアのコラムを書いてもらっている白根さんを招いて、私と本格的アウトドアの話をすることにしたのだ。白根さんは150ヵ国以上を旅した、旅の達人で、探検家・関野吉晴さんの「グレートジャーニー」のコーディネーターも務めた、探検のプロでもある。今はカーニバル評論家として中南米を中心に1年の半分以上を旅に暮らしている。

 そんな白根さんの旅の話と、私が40年前にやっていた西チベット・ラダックの1年にわたる踏査行の話も織りまぜながら、辺境の旅、旅とお酒など、気の向くままに喋ってみたいと思っている。やはり高原で、ウイスキーやビールを飲みながら、聞くのが一番だろう。

 そんなことをミーティングで話しながら、長和の後は6時半から、いよいよジャパニーズウイスキーの定義を決めるため、JWA(ジャパニーズウイスキー協会)の準備委員会の初会合を行う。参加者はTWSCの実行委員でもある、中居さん、渋谷さん、早川さん、そして原田さんと、私の5人だ。

 これはTWSCの中の作業部会だが、今後少しずつ人数を増やし、8月中にはそのJWA設立準備に向けた意見交換会、ヒアリングを行う予定だ。そのための会場探し、そしてメンバー候補のリスト、そこへの案内状など、やることが山積みだ。できれば10月くらいにはJWA設立準備委員会を発足させ、そこでジャパニーズウイスキーの定義を決めてしまいたいと思っている。

 まずはそれが第一段階。それが決まって、準備委員会が発足したら、いよいよ、それを国税庁の表示とするための、お役所まわりが待っている。

 もちろん、詳細はまだ発表できないが、スピード感を一番にしながらも、着実に歩を進めていきたいと思っている。その記念すべき、第1回目の会合が、今日、ウイ文研で開かれたということだ。


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* ウイスキー文化研究所公式HP
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「サケ女の会のセミナーと、会食…」

 海の日の3連休だが、天気が相変わらず悪い。1日くらいは釣りに行こうと思っていたが、体力的にも気力的にも無理なので諦めて、恵比寿の仕事場で次号ガロアの原稿書き、そしてコニサー教本の校正である。

 先週の木曜日は全体ミーティングから、各種のミーティングをして、夜は六本木のレストランで会食。このところ、夜の会食や飲み会が続いていて、そちらのほうでもバテバテ。酒を仕事にしているというのも、ツライものだ。

 金曜日も日中はミーティング続きで、夕方5時すぎにウイ文研を出て、「サケ女の会」のウイスキーセミナーのため、地下鉄を乗り継いで小石川に行く。受講者はワインや日本酒の方が多くてウイスキーは初心者ということもあり、スコッチのシングルモルトにテーマをしぼってセミナーを行うことに。

 このところのセミナーでは、現地のスライドを見てもらうことが多いが、今回もプルトニー、モートラック、グレンドロナック、キルホーマン、アードベッグと、テイスティングの順番にそって現地の蒸留所の様子などを見てもらった。やはり百聞は一見にしかずで、映像を見てもらうことは大切なのだと、改めて思った。

 テイスティングはプルトニー15年、モートラック16年、グレンドロナック18年、キルホーマン100%アイラ、そしてアードベッグのウーガダールで、考えてみればこのところジンのセミナーやアイリッシュが多かったので、スコッチのシングルモルトをやるのは久しぶり。前日カバランを飲みすぎて、やや二日酔い気味でもあったが、シングルモルトを飲み始めたら、なんだか調子がもどってきた。

 その後、アイリッシュのタイタニック社のカータンさんたちも駆けつけ、ダンヴィル、ナッポーグキャッスルなど3種類のテイスティングも行う。カータンさんは、サイバーディフェンスというIT関連会社の代表でもあり、アイリッシュを日本に広めたいとタイタニック社を立ち上げた。5月の北アイルランド取材では、大変お世話になった人だ。

 結局セミナーは9時半すぎに終わり、私はウイ文研の代表世話人であるSさんと2人で、小石川の居酒屋に行き、11時近くまで飲んでしまう…。Sさんとは2日連続だったが、JWAやWCAについても、いろいろな話をする。ウイ文研はいろんな意味で、変化の時を迎えていて、それは私自身のこれからのことも含めて、考え直すいい機会なのだと思っている。

 コンペにジャパニーズの定義といい、ウイスキーコニサー協会といい、とにかく新しいことへのチャレンジの連続だが、これは元気なうちにしかできないこと。今週はそのためのミーティング、そして面接が連日のように続くことになる。





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「ガロアの発送とJWA、WCA…」
 天候不順もあり、このところウイ文研スタッフは体調不良を訴える者も多く、私も連日の不眠と発熱に悩まされている。そんな中、スタッフをやりくりしながら、『ウイスキーガロア』の発送作業も、なんとか完了した。

 いつものことだが、同封するチラシも多く、そのチラシ組みの作業だけでも大変な作業となる。スコ文研が発足して丸18年半。今までに、いったいどれだけのチラシを作ってきたのかと思うと恐ろしいものがある。『スコッチ通信』(懐かしい…)を入れると、通巻でおそらく130~140冊。1号あたり平均4枚(最近は7~8枚)として600~700種類のチラシを作ってきたことになる。

 途中までは、スコ文研の会員の方で全チラシをファイルしてくれていた人もいたが、いわばスコ文研、ウイ文研の歴史そのもので、2021年の設立20周年には、なんとかまとめたいとも思っているのだが。もちろん、20年誌の準備も始まっている。スコ文研、ウイ文研にかかわってくれたスタッフだけでも、70~80人にはのぼるはずだ。私にとっては、人生の貴重な財産だ。

 そんな20周年に向けて(?)、新たなチャレンジも始まっている。JWA(ジャパニーズ・ウイスキー・アソシエーション、仮称)の設立と日本ウイスキーの定義もそうだが、もうひとつ重要な事業が残っている。2~3年前から考えてきたことで、しかしガロアやコンペの件でのびのびになっていた、ウイスキーコニサー協会(WCA、仮称)の設立と、その独立である。

 コニサー資格認定は2004年に始めて、今年10月のエキスパート試験で16回目を迎えるが、私の夢は、これをソムリエ協会以上のものにしたいと思っていることだ。もちろん、今でも世界に1つしかないウイスキーの資格認定制度(のハズだが…)だが、ここ1~2年、台湾や中国などアジアの国々で、これをやらせてほしいとアプローチするところがいくつかある。

 もちろん、それも検討材料だが、それにはある意味ウイ文研から独立させる必要がある。2000名を超える合格者のためにも、ウイスキーコニサーの資格をより価値あるものにしないといけない。世間的に認知させるためにも、別組織が必要だと思っている。

 どういう形になるのか、これとJWA、そしてTWSC、さらにウイスキー文化研究所、ウイスキー検定とどうすみ分け、どうコラボしてゆくのか、私の頭の中で日々いろいろなアイデアが浮かぶが、一人の人間の時間には限りがある。不眠といったって3~4時間は寝てるわけで、24時間闘っているわけでもない。元来、人間的には怠け者で、面倒くさがり屋なので、このての話は得意ではない。しかし、この歳になってくると、やるべきことが少しずつ明確に見えてくる…。いわば老人力というわけだ。

 ということで(?)、JWA、WCAのために専任スタッフの募集も近日中に行いたいと思っている。2024年は日本の本格ウイスキーが誕生して100周年だが、奇しくも、その年にウイスキーコニサーも20周年を迎える。これから5年。そこまで私たちと一緒に働いてくれるスタッフを募集したいと思っている。

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