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  05 ,2022

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「Huluのトリカブト事件と今年最後のフェス…」
 1986年に起こった例のトリカブト保険金殺人事件の再現ドラマ、『The 重大事件』のHuluでの配信が、5月17日の火曜日から始まった。私自身はHuluに加入していないので観ることはできないが、制作会社からDVDが送られてきたので、時間がある時に観たいと思っている。あいにくテレビのDVD再生機が壊れていて、すぐには観られないので、ポータブルのDVD機を1台買おうと思っている。

 スタッフのスマホで、ちらっと観せてもらったが、私が実名で登場していて、しかもドラマなので俳優が、当時『FOCUS』編集部員だった、32歳の私を演じている。どうせ実名を使うなら、もう少し似せてほしかったと思うが、デスクの「ツチヤン」という声が懐かしい。私のことをツチヤンと言っていたのは、デスクではなく当時の同僚やカメラマンだったが、そこはドラマである。

 このトリカブト事件は何度もドキュメントになり、私も10回近くテレビや週刊誌の取材に応えているが、これだけ長い(45分×3回)ドラマは初めてだ。すでに犯人の神谷氏は亡くなり、ドラマの冒頭で私が取材した池袋の高級クラブのエリカさんも亡くなっていると、ドラマ制作者から聞いている。事件からもうじき40年になるのだから無理もない話だが、もう一人のキーパーソン、法医学者の大野先生(大野さんも実名で登場)も私も、68歳になったが、まだまだ健在だ。事件の舞台は沖縄・石垣島…。その沖縄が返還されて今年で50年である。

 TWSCの洋酒の結果は、一昨日プレス発表して、その全受賞ボトルのリストもウイ文研のホームページに公開した。最高金・金・銀・銅、そして蒸留所賞、カテゴリーウィナー、ベスト・オブ・ベストの結果は、洋酒・焼酎の公式ガイドブックに掲載する予定でいるが、それ以外の特別賞について、どんな賞を設けたらいいのか、18日の水曜夜に、実行委員の中心メンバーに集まってもらい協議した。授賞式はオンライン形式でと考えているが、その時に発表されるのが特別賞で、エンターテイメントの要素も少し入れたいと思っている。いわばサプライズ、お楽しみというやつだ。これから1ヵ月、実行委員会ミーティングを重ねながら、考えていきたいと思ってる。

 さらに、今年11月・12月に横浜フェスと思っていたが、なかなか横浜の会場が見つからず、そろそろ来年の東京フェスの会場もと思っていたら、今年12月中旬にベルサールの会場が空いていることが分かった。だとすれば横浜フェスではなく、東京で、もう1つのフェスをやるかもしれない…。さっそく昨日の全体会議で、そのことの可能性などをスタッフ全員で話し合った。いずれにしろ、開催まで6ヵ月強。結論は早い方がいいに決まっている。と、同時に、やるからには新しいことをやりたいと思っているので、今までになかったフェスにするつもりだ。

 2022年を締めくくるにふさわしい、新しいことにチャレンジするフェス。それは来年のジャパニーズウイスキー生誕100年祭にもつながっている。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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「眼の定期健診とTWSCの最終結果…」
 このところ眼の調子が良くなかったのと、薬が切れていたこともあり、1ヵ月半ぶりに近所の眼医者に行く。60歳の時に左右両眼の白内障手術を受け、人工レンズを入れていたが、その後、右眼の人工レンズがずれてしまい、緊急手術。その時に網膜はく離も起こし、もう少しで失明の危機だったことが、後で判った。

 結局、緊急手術で網膜はく離を治し、さらに人工レンズをレーザーで砕いて眼球内から取り出し、新たなレンズを、今度は直接眼球に縫うという、聞いただけで卒倒しそうな手術を受けた。それを局所麻酔だけでやるというのだから、聞いただけで気を失いそうだったが、なんとか無事レンズは入り、網膜はく離も、コトなきを得た。それが、かれこれ6年前のことである。

 以来、定期的に眼科に行き、眼の検査、特に眼圧、視力、視野とかをチェックしているが、薬が切れるとどうしても眼圧が上がってしまう。そのため、この10年近く、目薬は欠かせないものとなっていて、左右、両眼、一日に3~4回さすことになる。その薬が切れそうになると、眼医者に行っているのだ。まあ、眼に一番良くない仕事を続けているのだから仕方がないと言えば、仕方がない。白内障は、若い時にヒマラヤに1年以上いたのと、それ以降は釣りで、これまた人の数倍、いや何十倍も紫外線を浴び続けたことの、報いだろうか。

 そういえば、ヒマラヤ、チベットに行っている時、現地の人の多くが眼病を患っていることを知り、次から行くたびに目薬を持っていって、特に老人(50代、60代で十分老人だった…)にあげていた。一番喜ばれたのが日本の目薬で、そのことを自分が白内障になって思い出した。

 で、相変わらず眼に悪い原稿の執筆、その校正が続いているが、ようやくTWSCの二次審査の結果が出揃い、今週は月曜からその検証、そしてミーティングが続いている。洋酒に関しては先週末、各出品者に結果通知を送付した。それは金・銀・銅・最高金賞までで、二次審査の結果発表は今月下旬までには、行いたいと思っている。

 今年(第4回目)の洋酒のエントリー総数は519本で、そのうち最高金が23、金賞が189で、銀が190、銅が82アイテムとなっている。全受賞ボトルは484アイテムで、受賞率は90%を超えている。その中で、ベスト・オブ・ザ・ベストの二次審査にかけたのは、シングルモルトが18本、ブレンデッドが10本、ジャパニーズジンが12本である。今まではシングルモルトでしかこの「ベスト・オブ・ザ・ベスト」をやっていなかったが、今年からはそれを3カテゴリーに増やしている。そのための特別審査員はそれぞれ14人、10人、そして13人となっている。もちろん、この二次もブラインドでやってもらったが、私はこの審査員の中には入っていない。各ジャッジの結果を集計し、途中経過のリストができたところで、上位5アイテムくらいを、それぞれ私自身が検証し、それを最終結果に反映させている。

 同様のことを今回は焼酎でも、25%という度数を境に高度数アイテムと、低度数アイテムの2つに分け、それぞれのカテゴリーでやったが、その結果も昨日出揃った。ここでも私自身が上位4~5アイテムをテイスティングし、最終結果に反映させている。焼酎はまだ、それ以前の受賞結果も通知していないので、これからだが、実に面白い結果となっている。焼酎審査員(二次)は、低度数、高度数どちらも18名。つまり今年のTWSCの二次審査は洋酒・焼酎合わせて、のべ73名のジャッジが当たったことになる。そこに私を加えれば、約80名ということができるだろうか。

 TWSCも、いよいよ大詰めを迎えている。洋酒、焼酎合わせて800アイテムの細かいデータを見るのはツライが、実はこれから公式ガイドブックが出るまで、それが毎日続くことになるのだ…。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「WBBCとラジオ出演、そして沖縄返還50周年…」
 13日の金曜日は恒例のWBBCプレミアム。バーチャルツアーはスペイサイド編の5回目で、これでスコットランドは一度中断して、次回からはジャパニーズ、アイリッシュ編をやるつもりでいる。10大ニュースも、今後はSNS上で新たなコーナーを設け、放送で収録できなかったものについても、その月のニュースとして発信していくつもりだ。

 14日の土曜日は、20日の金曜に行われるウイ文研テイスティングのために、7本のアイテムを改めてテイスティング。その後もサライ、WPと続くので、できる限りそちらのほうもやってしまいたかったが、7種すべてが57~62%の度数があり、7本やったところで続きを断念する。さすがに体力的にも限界だ。もちろん、それ以外にWPの試験問題、そして「ウイスキー千夜一夜」の原稿など、やるべきことが満載で、テイスティングだけやっていればよしという状況ではないからだ。

 今日は午前中、その千夜一夜の原稿を書き、昼前に渋谷のNHK放送センターへ。12時10分から第1ラジオの「あさこ・佳代子の大人なラジオ女子会」にゲストとして出演する。放送日は5月26日(木)、夜9時05分からだということだが、ほぼノーカットで収録してしまうらしい。

 テーマは〝大人女子のウイスキー″ということで、25分ほど3人でトークを行う。MCのいとうあさこさんも大久保佳代子さんも、普段テレビで観ているとおりで、非常に話やすく、楽しくトークすることができた。25分があっという間で、40分すぎにはゲストのコーナーは終了し、私はそのままスタジオを出て、恵比寿の仕事場に。

 このところ昨年同様、大谷の大リーグ中継が気になってしょうがなく、今日はアスレチック戦のダブルヘッダー。そのテレビを観つつ、千夜一夜やJWIC、そしてガロアの仕事をこなす。そういえば、5月15日は沖縄返還から50年の節目の年。忘れもしないが、1972年の5月15日、私は人生最初で最後のデモ行進に参加していた。というより、参加させられていたといったほうが正しいかもしれない。それも革マル(懐かしい)の学生デモだ。

 当時私は学習院大学の1年生。入学と同時に探検部に入っていたため、この学生デモに新入生として参加させられたのだ。学習院は早稲田に近かったこともあり、革マルだったのだと思うが、クラブの上級生に言われて、訳もわからず動員されてしまったのだ。デモそのものはすぐ解散となり、次の日から私は通常の授業、そして探検部の日々の訓練が始まった。この年夏の合宿で、私が行くと決めていたのが、沖縄ではなく、奄美の須子茂離という無人島での無人島合宿だった。

 当時、須子茂離にハブがいるかどうか確認が取れていなく、私たちは上野のアメ横でサバイバルナイフを買わされ、それでハブと闘う訓練をやらされていた。まったく無知な話で、この時の上級生のリーダーは、精神論で合宿を乗り切ろうとしていた(当然、そんなことでハブに勝てるわけがない…)。他にも食糧調達のため、海にもぐって魚を突くため、週2回ほど代々木のプールに通い、水泳の訓練もした。今思えばすべて漫画だが、私たち1年生は真剣そのもの。とにかく上級生の命令は絶対である。

 で、結局どうなったのか。ハブに関しては現地に行くまでわからなく、ついには出発直前になって、当時国立の熱帯病研究所が開発に取り組んでいた。ハブの予防薬、たしかハブトキサイドといったと思うが、それを打つことになった。大学の校医さんが調べてくれたもので、ぶっとい注射針で、たっぷりの薬を体内に入れられたが、この薬はその後、一度も聞いたことがない。まったくの研究段階で、結局、今に至るもハブの予防薬なんてものは、この世に存在しない。つまり私たちはモルモットにされたと思うのだが、その時はワラにもすがる思いだった。
 
 それから一週間後、東京から船を乗り継ぎ渡った奄美の加計呂麻島で聞かされたのが、須子茂離にはハブがいないということだった…。

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「ガロアの蒸留所ツーリズムと横浜フェス…」
 相変わらずハードなスケジュールが続いていて、決めなければならないことも多く、連日ミーティング三昧である。ガロア、検定、そしてTWSC、そのTWSCのガイドブックや検定の合格者向け「ウイスキーライフ」の制作にもかからなければならない。他社とのミーティング、取材も相次いでいて、15日の日曜日は、NHKラジオの収録で、渋谷のスタジオまで行かなければならない。

 そのTWSCも、いよいよ2次審査の結果が出揃い、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」の最後の詰めをやっている。まずは出品していただいた各社に結果を通知することと、プレス発表を行いたいと思っている。まずは洋酒を先行させるが、その翌週には焼酎も発表し、合わせて賞状の制作にも入る予定だ。そのためのミーティングも目白押しになっている。

 第4回目となる今回は3年ぶりに授賞式をやりたいと思っていたが、現在の状況を考えると(コロナ、ウクライナ…)、会場に数百人の関係者を集めてパーティー形式でやるのは、時期尚早かもしれないと考え、結局オンラインでの開催に切り替えることにした。この1~2週間、頭を悩ませてきたが、これが現在取り得る最善の策ではないかと、考えるに至った次第である。

 それでもリスクはあるし、これから1ヵ月でオンライン形式の授賞式をやるのは、大変な作業となる。ガロア、検定、そして公式パンフレットの制作をやりながらだから、考えたら恐ろしいスケジュールである。それに輪をかけて(?)、21日の土曜日からは次号ガロアの「ぶらり旅」、第2弾の取材で京都へ4日間行く予定だ。

 次号のガロアでは巻頭特集が蒸留所、酒造ツーリズムで、奄美と京都、2ヵ所を取り上げるつもりでいる。奄美は先月末に取材をしたが、次は京都・伏見、そして久しぶりの山崎だと思っている。その他、ツーリズムの座談会、そしてTWSCのガイドブックの座談会と3つほど組まれている。そういえば先日北陸新幹線に乗ったら、車内誌の「トランヴェール」が南東北3県の酒造ツーリズムを特集していた。昨年暮れにはうちが監修して「メトロミニッツ」でも日本の酒造ツーリズムを取り上げていたし、どこも考えることは一緒なのだろう。

 で、それが終われば、9月のウイスキー検定、ウイスキーエキスパートの集中セミナー(今年は東京と大阪の2回)、そして10月の試験である。さらに3月の東京フェス後から準備を開始した、「横浜フェス」に向けて、現在その会場の可能性も含めて、詰めの作業を行っている。できれば今年11月か12月に、横浜で2日間、東京フェス以上の規模のウイスキーフェスティバルを開きたいと思っているのだが…。

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「シマノの釣り雑誌の取材で富山の三郎丸蒸留所へ」
 昨日の月曜日は午前中「ウイスキー千夜一夜」の原稿を書き、昼すぎの北陸新幹線で富山の新高岡駅へ。車内で『Fishing Cafe』のEさん、カメラマンのNさんと合流し、夕方ホテルにチェックイン。大阪からシマノのインストラクターで、元サントリーのSさんも合流し、夜は高岡駅の近くにある寿司屋へ。今回の取材でお世話になる三郎丸の稲垣さん、モルトヤマの下野さんも合流し、久しぶりに寿司と、若鶴酒造の日本酒、苗加屋(のうかや)を堪能する。やはり富山の海の幸と、寿司にはまったりとした苗加屋がよく合う。

 今日は朝5時に起きて、6時半にホテルで朝食をとり、7時に高岡を出発。8時に五箇山のインターのところで、稲垣、下野の両名と合流し、合掌造りで有名な庄川(しょうがわ)の本流のポイントに移動。地元の人にしか分からないようなポイントで、眼下に庄川が勢いよく流れているが、狙うのはその庄川のイワナ、そしてニジマスだという。大阪からサポートのために駆けつけてくれたSさんのタックルで、まずはルアーでニジマス、イワナを狙うことに。

 もちろん、このポイントは釣り師でもある稲垣さんが通いつめる場所で、普通の人には分からないようなポイントだ。雪解け水と上流のダムの放水があったのか、水量は多く、笹にごりの強い流れとなっている。稲垣さんは10メートルの本流竿で、いくらを餌としたミャク釣り、下野さんは私と同じルアーでイワナを狙う。結局2時間近くやって、ニジマス2尾(これは餌釣りで)、そして本命のイワナを1匹私が釣り上げた。

 『Fishing Cafe』としては、それで十分だったので、11時上がりとし、すぐ近くの本格手打ち蕎麦『拾遍舎』に行って、山菜のてんぷら、五箇山とうふ、そして手打ち蕎麦をいただく。とにかく水が美味しく、釣りの後だったのでゴクゴク飲んでしまう。五箇山とうふは縄でしばっても崩れないという固さが売りで、実に美味。平日だというのに、客がひっきりなしに来ていた。水の美味しさが蕎麦のおいしさ、とうふの旨さを引き出すのだろうか。

 その後、車で高岡にもどり、まずは井波にあるT&Tトヤマのウェアハウスを見せてもらう。井波は木彫で有名なところで、その木工場で現在は樽の補修、そして五箇山のミズナラを使った製樽も行われている。それが「三四郎樽工房」で、ウェアハウス取材後に見せてもらう。そこでは“STR”ならぬ、独自のST樽も作っていて、独自にトースティング方法を考え出している。T&Tのウェアハウスには、それらの樽に詰めた三郎丸や、他の日本のクラフトの樽も並んでいる。現在ある、それらの蒸留所のニューポットは、そこですべて試飲させてもらったが、ニューポットの段階でそれぞれ個性的で、興味深い。各蒸留所でニューポットを飲む機会はあるが、こうして一気に飲み比べる機会は、まずない。それが実に興味深かった。

 ウェアハウス、三四郎樽工房を見たあとは、いよいよ三郎丸蒸留所で、三郎丸に来るのは2年半ぶりだったが、前回見られなかった木桶発酵槽や、令和蔵と名付けられた売店、そしてその奥のレストランを見ることができた。しかも、そのレストランでは釣ったばかりのニジマスとイワナを料理長が料理してくれていて、イワナの骨酒、ニジマスのグリルを食べることができた。

 このイワナの骨酒とニジマスのグリルも絶品で、思わず写真を撮りまくる。結局4時過ぎに取材を終了して、その後、車で新高岡駅へ。予定より、一便はやかったが5時すぎの新幹線で東京にもどることに。各駅停車のはくたかに乗ってしまったため3時間近くかかってしまったが、たった1日の弾丸釣行、三郎丸取材、そしてT&Tのウェアハウスも見ることができた。今回お世話になった稲垣さん、下野さんには感謝である。

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