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  09 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「『サライ』の取材でマルス津貫蒸溜所へ」

 昨夜は佐多さんたちと鹿児島市内の豚しゃぶ屋で懇談会。11時近くまで飲んで(昼間から合計すると30種類以上の焼酎、サンプルを飲んだことになる・・・)、城山観光ホテルへ。

 今朝は5時前に起きて、ホテル自慢の露天風呂に。眼の前に桜島を望む絶景の露天風呂で、朝日が昇る前の一時を湯の中から愉しんだ。いつ来ても思うことだが、城山観光ホテルから眺める桜島は見事としかいいようがない。

 その後9時にサライのOさん、カメラマンのMさんと合流し、車で本坊酒造のマルス津貫蒸溜所に向う。11月発売の『サライ』でウイスキー特集をやるためで、津貫へは昨年11月のオープニング以来となった。

 あの時は多くの来場者とタイトなスケジュールでゆっくり見て回ることができなかったが、今回は我々3人だけの取材なので、1つ1つゆっくりと見て回り、新たな発見がいくつもあった。ここも10月21・22日のウイ文研ツアーで訪れる予定になっているので、今から楽しみだ。

 訪れた時は9月下旬からの仕込みに向けて、ウイスキーの設備はメンテ中だったが、ジンはちょうど蒸留の真っ最中。その後、ビジターセンターである寶常に移り試飲と撮影。マルス信州蒸溜所の原酒を津貫で熟成させたものが、昨年のオープニングの時に限定発売されたが、今回新しく加わったのが、その1年後の状態を知ることができる津貫蒸溜所限定の「駒ケ岳」のボトルだ。

 これも試飲させてもらったが、実に美味!昨年のものもスゴイと感じたが、あれから1年近くたち、より味が深まっている。蒸溜所でしか買えないということもあり、思わず1本買ってしまった。

 佐多宗二商店、マルス津貫と2日間の取材も終わり、鹿児島市内でイチオシというトンカツを食べた後、4時15分のフライトで東京にもどる。いよいよ明日からはガロアの原稿である・・・。


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「鹿児島の佐多宗二商店を取材で訪れる。」

 羽田発8時5分のJAL便で鹿児島に向かう。10月21・22日に「マルス津貫、佐多宗二商店」のツアーを企画しているため、その下見も兼ねた取材である。鹿児島に来るのは2月の本坊酒造さんのイベント以来7ヶ月ぶりだ。

 佐多商店のFさんに空港まで迎えに来てもらい、車で約2時間弱の佐多宗二商店に向う。佐多さんのところは1908年に創業した焼酎蔵で、現在の当主は3代目の佐多宗公さんである。黒麹を使った「角玉」、白麹を使った「晴耕雨読」などの本格焼酎や、梅酒などで知られるが、ここ数年本格的に取り組んでいるのが、従来の焼酎蒸留器とは違ったグラッパやブランデー用のスチルを使った芋焼酎や、多種多様なスピリッツ類だ。

 つい最近のANAの国際線機内誌『翼の王国』にも紹介されるほど国内外で今大注目の蔵元である。すでに仕込みに入ったという焼酎づくりから、さっそく見せてもらうことにしたが、これが実に興味深い。焼酎蔵は沖縄のヘリオスや石垣、宮古のいくつかの蔵、さらに宮崎県高鍋町の黒木本店や宝酒造の工場なども見ていたが、本格芋焼酎の蔵は初めてだ。ちょうど芋(コガネセンガン)の搬入、選別、洗いの作業中で、1個1個、ていねいに手で泥を落としているのが印象的だった。

 巨大なベルトコンベア状の機械で蒸したあとのコガネセンガンを試食させてもらったが、これがほのかに甘く、想像していたより美味しい。これが2次発酵用の原料で、その前に酒母づくりを行う1次発酵の様子も見せてもらった。使うのはタイ米と黒麹、白麹、これも仕込み中の壷の中から直接味見をさせてもらう。

 しかし、なんといっても圧巻は、多種多様な蒸留器だ。佐多さんのところには2つの蔵があるが、元々の伝統的な蔵には本格焼酎のスチルが5基入っている。どれもステンレス製だが、よく見ていくと5基とも微妙に違う。その仕組についての詳述は省くが、ネックの部分の邪魔板と、ラインアームのところのシェル&チューブ方式の冷却装置が、やはり面白い。

 なんでも”ケイアイ式”といって、ケイアイという会社が設計したものだというが、いずれにしろ、焼酎蒸留器がウイスキーなどのスチルと大きく違う点は、直接蒸気をモロミの中に吹き込むかどうかという点。芋焼酎の場合はモロミに直接ノズルから高温の蒸気を吹きこみ、それでモロミの中のアルコールを分離する仕込みなのだ。

 それを佐多さんのところは”直接加熱蒸留”と表現していたが、そういえなくもない。ウイスキーなどの直接加熱とは、まったく意味が異なるが。

 それに対して指宿、枕崎線(JR)の線路をはさんで反対側にある通称”赤屋根蒸留所”では、ヨーロッパのスピリッツ、ブランデー用のスチルがずらりと並ぶ。そのうちの2基はグラッパ用を独自に改造したもので、イタリア製だ。そしてもう1基はドイツ・ホルスタイン社製のハイブリッド型蒸留器。今はこれでジンやスピリッツをつくっている。

 そしてさらにもう1基。驚いたことにこれはフランス・ジャルナック製のコニャック用のシャラント式アランビックで、将来はこれでカルヴァドスやブランデーをつくりたいということだったが、私が訪れた時は、これで芋焼酎を試験的に蒸留していた(!)。

 つまり合計9基のスチルが佐多さんのところにはあり(グラッパ用のスチルは2基で1対になっているので、実際は計11基)、こんな蒸留所は世界中どこを探しても、ないのではと思われる。佐多さんの熱い話を聞いていると、ANAの機内誌(ルポは外国人記者)がわざわざ佐多さんのところを取材した理由がよく分かる。

 ある意味、薩摩焼酎の革命児であり、そして尊敬と驚きの念をこめていえば、まさに”蒸留器オタク”なのだ。日本の最南端の地に、こんなスゴイ人がいるんだということを、改めて知らされた一日となった。


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「『世界の名酒事典』の巻頭インタビュー」

 長和からもどって休む間もなく、昨日の月曜は午後からガロアのデザイン・レイアウトのことでデザイナーのKさんとミーティング。巻頭のアイリッシュ特集以下、スコッチ最前線、短期集中連載のコニャックの現場からの画像も渡してしまう。レイアウト案が上がってきたら、いよいよ原稿だ。

 今日はガロアの残りの画像を選び、さらにソサエティ(SMWS)の最終監修原稿の校正もやってしまう。これで先週から今週にかけて4本の原稿をチェックしたことになる。

 その後2時から『世界の名酒事典』の巻頭インタビュー。これは毎年恒例になっている巻頭特集で、今年はクラフトジン2ページ、さらにクラフトウイスキーについても4ページほどのインタビュー記事を予定している。ジンについては集めたジンの写真も撮ってしまう。

 インタビュアーは2年前はN君で、昨年はKさん、そして今年はOさんにお願いした。皆、かつてのワールドのライターや編集者ばかりだ。最初は1時間ほどジンについて、特にEU、GVA(ジン・ウオッカ協会)の定義について述べ、その後爆発的ブームとなっているクラフトジンについての背景について、今回は主にイングランド、スコットランド、そしてアイリッシュのジンについて述べることにした。

 一度休憩をはさんで3時すぎから、こんどは2時間ほどクラフトウイスキーについて、その背景や、世界5大ウイスキーの新しい蒸留所、さらに台湾やインドなどについても述べることに。

 結局5時にインタビュー収録は終了し、その後、再び『ウイスキーガロア』のミーティング。明日から2日間、鹿児島取材で留守にするため、いろいろなことを決めてしまわなければならず、そのための確認だ。長和が終わって、今週はじめてスタッフ全員が揃ったばかりだというのに、もう次の次の、さらにそのまた次のプロジェクト、案件まで動き出している。


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「最高の天気に恵まれた長和フェス」

 金曜日は11時前に秋葉原に行き、「モダンモルト・ウイスキーマーケット2017」の記者発表と、プレスのプレビューだけに出席。時間がなく、オープニング直後に会場を後にしてウイ文研事務所へ。

 午後は長和のミーティングや、ガロアの編集作業、ウイスキー検定の解答づくりの作業をして、6時前には恵比寿の仕事場にもどる。急いで長和フェスの準備をして、11時すぎに就寝。

 昨日は5時に起きて、新宿発7時のスーパーあずさに乗り、一路茅野駅へ。車内ではサリフケイタの音楽を聴きながら爆睡。駅に着いたのは9時すぎで、ここでビールの藤原さんと合流し、長和町の迎えの車で、会場となるスキー場を目指す。

 昨年は茅野駅を降りたらドシャ降りの雨で、思わずコンビニに寄って雨具を買ったが、今年は快晴である。結局、フェス両日とも見事な天気に恵まれ、今年のフェスのキャッチフレーズ、「7年目にして最高のでき!」ではないが、最高の天気に恵まれた。

 フェスは予定どおり初日は11時からオープン。今年は会場を倍くらいに広げたせいもあり、開放的な空のもと、じつに快適なフェスとなった。夕方には毎年恒例の「モルトーク」、そしてキャンプファイヤーとなり、一日目は終了。

 2日目の今日は10時オープンで、今年初めてやる「ウイスキークイズ」を12時からゲレンデの緑スロープで行う。参加者は100名ほどで、用意したクイズを○×で答えてもらうというもの。15個くらい問題を用意していたが、最終的に第11問目で優勝者が決まり、ウイ文研が用意した懸品のアイラミスト・マンサニージャ・フィニッシュのボトルを手にしていた。

 もちろん、2日目も最後は「モルトーク」、今年は両日とも出席者は同じ5名であったが、クラフトビール、クラフトウイスキーについて、熱い本音トークが飛び出した。

 ということで2日間のフェスも予定どおり5時には無事終了し、ブース撤収後に再び車で茅野駅まで送ってもらい、7時51分発の特急あずさ号で新宿に向う。とにかく最高の天気に恵まれた、サイコーなフェスとなったことはたしかだ。来年は果たして天気はどうなるのか・・・。



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「「SAKE女の会」の発表会に出席」

 連日ソサエティの翻訳監修、ガロアの編集・広告ミーティングが続いているが、今日は広告代理店のオゾンネットワークの人とミーティング。さすがにウイ文研のスタッフ10人では、何もかもやることは不可能に近いからだ。しかも10人のうち、ガロアの担当は編集も入れて3人しかいない・・・。

 ということで、広告ミーティング後は、土・日に迫った長和の準備や、次の琵琶湖フェスの準備、そして検定の採点、名酒事典、6回目の検定に向けてのミーティングなどが続く。

 それらのミーティング後、5時に有楽町の電気ビル20Fの外国人記者クラブに行き、そこで開かれた「SAKE女の会」の記者発表会に出席。驚いたことに会場は満席の盛況ぶりで、会の冒頭、来賓として小池百合子東京都知事が来て挨拶をしていた。

 「SAKE女の会」は、ガロアでコラム原稿を書いてくれている友田晶子さんが代表理事を務める、女性のための酒の会で、日本産の酒、つまり日本酒やワイン、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ラムなどすべての酒についての基礎知識を身につけようというもの。私もアドバイザーとして参加している。

 記者発表会は一部、二部と分かれていたが、あまりの人の多さと仕事が残っていたため、二部は冒頭だけ参加して、8時前には恵比寿の仕事場にもどることにした。いよいよ土・日は長和フェスである・・・。


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