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  05 ,2019

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「大阪フェスの100mlボトル・記念ボトル…」

 大阪フェス、コンペのパンフレットの入稿・編集作業が続いているが、今日はどしゃ降りの雨の中、横浜みなとみらいのけいゆう病院まで、眼の検査に行く。昨年の11月以来、定期的に訪れているが、今回はいつもより多めの5~6種類の精密な検査を受け、経過をみる。まあ、それほど進行はしていないが、2~3種類の眼薬のほうは不可欠のようだ。相変わらず、先生からは「働き方改革を!」と言われたが、そうもいかない…。

 再び雨の中をもどって、3時すぎにはウイ文研。時差ボケもあり、連日深夜3時すぎに原稿を書いているので眠い。大阪フェスのパンフレットは、今回もなかなかの出来だ。ポップで、いかにも夏に開かれる大阪フェスらしい。その大阪フェス記念ボトル2種類のうち、今回は初となるアメリカンのジャックダニエル・シングルバレルがウイ文研に届いた。なんせ1樽丸ごとボトリングしたから、それなりの量となる。これは4~5種類のサンプルから私が選んだもので、バランスは抜群!ブラウンフォーマンの、トーストしてからチャーするホワイトオーク樽の良さが全面に出ている。これからのジャックは非常に楽しみだ。

 もう1つのタムナヴーリンは、まだ届かないが、恒例のお土産100mlボトルについても、ほぼつくり終えた。今回は2025年の大阪万博にひっかけて“国旗”がテーマ。スコッチのブレンデッドモルトとアジアのブレンデッド、そしてアイリッシュのブレンデッドのウイスキー3種と、“世界ジン”という、このところ毎回おなじみの混ぜまぜジンだ。中身については言えないが、ジンは不思議と混ぜると美味しくなる。もちろん、デタラメに混ぜてもダメで、すべての味の把握が前提。こういう味にしたいというイメージも大事だ。

 さらに今回の大阪フェスでは、日頃のウイ文研、それも関西の会員への感謝として、先着100名に100mlオリジナルボトルをプレゼントするという発表をしているが、それについても瓶詰めをしてしまう。こちらのほうの中身はウイスキー、それもサントリーの「碧」ではないが、本物のワールドのブレンデッドだ。つまり5大ウイスキーだけでなく、台湾やインド、オセアニア、イングランドのウイスキーも混ぜている。はたして、その味は…。

 大阪フェスのパンフレット、ボトル等の準備が終われば、いよいよこんどはコンペのパンフレット(オフィシャルガイドブック)、である。さらに授賞式当日の進行、その準備、そして6月22日・23日の萌木の村の清里フェスが待っている。忘れていたが、今週末、26日の日曜日には東京と大阪でWPの試験がある。その問題作り(印刷)も、昨日から始まった。筆記の問題作り、ブラインドテイスティングの問題作り、その解答の準備と、この間フェスのパンフレットなどと並行してやってきた。これでは働き方改革など、できるはずもなく…。


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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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「アイラモルト20種、テイスター座談会…」

 時差ボケが治ったと思ったら、再び2~3日前から眠れない日々が続いている。年齢とともに、年々時差ボケがやっかいなものになっている…。

 といっていてもしょうがないので、深夜3時すぎから原稿と、その資料調べなどをやっている。次号のアイラ特集でアイラ島のことを書こうと思って、いろんなことを調べ始めたら、これが面白くてやめられない。実はアイラ島生まれのジョン・フランシス・キャンベルについては以前から知っていたし、ボウモアからブリッジエンドに行く途中の高台にあるキャンベルの碑はその都度目にしていたが、詳しく調べる時間がなかった。そこで、今回調べてみると…。

 詳細については次号のガロアだが、キャンベルはゲール語の民話の採集者として知られ、4巻の分厚い本も出している。今日我々がゲール語民話、スコットランド民話として知っているもの(?)の大半が実はキャンベルの手によるものだという。その日本語訳もいくつか出ているようで、さらに驚いたのはキャンベルが明治維新後の1880年代、日本にやってきて、中山道を2ヶ月ほど旅しているというのだ。これが著名なイザベラ・バードの、のちの日本旅行記に影響を与えているのだとか。

 その日本語訳、原文を読む作業をモーロウとした頭で毎日続けている。時差ボケも、たまには良いことがあるのかもしれない。そのキャンベルが民話を採集した有名な場所が、アイラ島西端のポートナヘイブンであることも、今回初めて知った。そこにある「アンティシェーン」(発音が難しい)というパブに集う村人に聞いたという話だが、このパブ、私も何度か行ったことがあるが、実に興味深い。アザラシ人魚伝説、まるで天女の羽衣のような話も、このポートナヘイブンの民話だという…。

 ま、アイラの原稿はもう少し先になるが、今はコンペのパンフレット、そして大阪フェスのパンフレット原稿を急いで書いている。入稿はともに来週中で、合計すると100ページ以上になる。考えただけで気が滅入るが、コツコツでもやらないと、とにかく終わりは来ないのだ。

 ということで昨日の土曜は丸々その作業に費やし、今日は午前中原稿、昼1時にウイ文研に行き、2時からガロアのアイラ特集のテイスター座談会。テイスター6人プラス、代表世話人のSさん、Nさんにも集まってもらい、総勢9人で現行のアイラのボトル20種近くを飲み、アイラモルトについて語り合う。途中Nさんからオールドボトルのアードベッグ30年も出て、いつになく楽しい座談会となった。

 そのまま5時すぎに有志5人で恵比寿駅前のビアホールに行き飲み会!! アイラモルト20種近くを飲んだ後で、ビール・ワインをしこたま飲むのだから、スゴイといえばスゴイ。ウイスキーの力、いや美味しいウイスキーのもつ力はスゴイと改めて思った。たんなる酔っ払いだが…。


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「TWSCの最後の賞がついに決定!」

 コンペのパンフレット、受賞パーティー、WP試験、大阪フェス、萌木とこのところ原稿・校正、ミーティングと連日相次いでいるが、今日は2時から「酒文化研究所」の取材があり、コンペの件について1時間半ほど話す。その後、現在進めている新潟の蒸留所のコンサルの件でもミーティング。さらに6時半からTWSCの実行委員会ミーティングを開いて、今回のコンペで最後となっていた“ベスト・オブ・ザ・ベスト”(仮称)の最終決定を行う。

 これは国を超えて、例えばシングルモルトならシングルモルトで、その年の出品ボトルの中からベストを選ぼうというもので、いわば無差別級とも言えるもの。今回は第1回目ということもあり、シングルモルトに限って得点上位10アイテムを選び、それを私やガロアのテイスターも含め14人の特別審査員にブラインドで採点をしてもらった。

 その結果を持ち寄ってのミーティングだったが、実行委員の8人で、改めて上位5アイテムを試飲し、最終的に今年の“ベスト・オブ・ザ・ベスト”が決まった。現在、最高金賞、金賞、銀賞、銅賞、さらに特別賞の認定書を作っているが、これに、このベスト・オブ・ザ・ベストも加えないといけない。この賞の発表は6月8日(土)の表彰式の一番最後に行う予定だ。

 昨年3月から準備してきたコンペも、いよいよ6月8日の授賞式、その後のパーティーをもって1つの区切りを迎える。もちろん終われば、すでに第2回目(2020年3月)に向けての準備が始まるが、TWSC実行委員会としては、つかの間の休みである。といっても、2回目以降に向けた「TWSCセミナー」は、すでに始動し、6月29日(土)にその第1回目が東京で開かれる。来年の審査員選考のためでもあり、ぜひ多くの人に受講してもらいたいと思っている。

 第1回目は私がジン、テキーラ協会会長の林さんがテキーラをやるが、ジンのほうはセミナーに向けた準備をすでに始めている。今年中にはアイリッシュとは別に、ガロアの別冊としてジンについて網羅した特別号を1冊出したいと思っている。

 もちろんウイスキーもアイリッシュやジャパニーズ、スコッチのクラフト蒸留所を中心にセミナーも考えていて、これはこれでTWSCとは別にウイ文研の『コニサー倶楽部』のセミナーとしても実現させたいと思っている。今回、アイラ、ローランド、北アイルランド、アイルランド共和国を2週間かけて回ったが、面白いことだらけで、特にローランドのガーヴァン、ブラドノック、そして北アイルランドの3蒸留所、さらにランベイ島、パワーズコート、ダブリンのダブリンリバティー蒸留所が非常に面白かった。次号のガロアではアイラ特集をやるが、その次の9月売りの号では再びアイリッシュの新しく取材した蒸留所を取り上げたいと思っている。とにかく、ひたすら原稿である…。


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「ガラパーティーの試食とブラウンフォーマンのセミナー」

 13日の月曜日は午前中コンペのパンフレットの座談会原稿の校正をして、12時に京橋のセミナー会場へ。簡単な打ち合わせをして1時からアサヒ、ブランフォーマン社主催のベンリアック、グレングラッサ、グレンドロナックセミナーを行う。

 昨年同様、プレゼンターを務めたのは私と、同社のグローバルアンバサダーのスチュアートさん。蒸留所を紹介するショートビデオや、私が撮影したスペイサイドの風景画像(?)も見ていただきながら、ベンリアック10年、12年、グレングラッサ・トルファ、そしてグレンドロナックの12年、15年の5種をテイスティングしてゆく。

 ベンリアック12年とドロナック15年は、今回の新アイテムだったが、マスターブレンダーのレイチェル・バリー女史の原酒選び、ブレンド技術が光っている。特にベンリアック12年が素晴らしい。ビリー・ウォーカー時代とは違う、女性ブレンダーならではのバランスの良さがあり、秀逸なモルトに仕上がっている。

 今日は、やはり午前中にコンペパンフレット、WPの試験問題の校正等をやり(時差ボケで疲れがピークとなっている…)、2時に九段下のグランドパレスホテルへ。パーティー(ガラパーティー)で出すスコットランド料理の試食のためで、ハギス、スコッチエッグ、シェパードパイ、そしてクラナカンの4品を、スーシェフ・萩野さんの説明を聞きながら試食した。

 驚いたのはハギス。羊の胃袋が手に入ったということで、本当に胃袋の中にハギスを詰めて出してくれた。こんなこと、本場スコットランドでも、現在はほとんど見られない。ソーセージ同様、人工皮革で代用するのが一般的だからだ。見た目はギョっとするが、中身のハギスはなんとも美味!ウイスキーを少量かけて食べれば絶品だ。こんなに美味しい、スコットランド以上に本物のハギスが食べられるのなら、それだけで価値がある。思わず唸ってしまった。

 もちろん、スコッチエッグもシェパードパイも言うことなし。さすがホテルなので、やや上品すぎる味つけだが、そこは無理にお願いして、もう少し本場に近づけるため濃い目の味つけをリクエストした。

 ハギス以上に、これが食べられればそれだけで価値があると思わず唸ったのが、デザートのクラナカンだ。私が初めてクラナカンを知ったのは30年近く前に訪れたマッカランだったが、その時の驚きは今も鮮明に覚えている。世の中に、こんな旨いデザートがあるのかと思った。もちろん、たっぷりのマッカラン12年が練りこまれていたせいもあるが、生クリームとマッカランの濃厚なシェリー風味が渾然一体となり、至福の瞬間だった。

 今回はマッカランの代わりにグレンファークラス105を使っているが、度数が高い分(60%)、よりシェリー風味と甘み、スパイシーさが生クリームに効いている。もちろんラズベリーとオートミール(カラス麦)の取り合わせ、バランスも抜群だ。

 コンペのパーティーはメキシコと南米の2種類の音楽ライブに、スコットランドの伝統料理が食べられるという盛りだくさんの内容。ウイ文研にとっても、コンペ実行委員会にとっても、初めての試みで赤字覚悟の大出血サービスだが、それも日本初のコンペの門出を祝いたいとの思いからである。

 本当は当日、私自身が楽しみたいくらいなのだが…。こればかりは、そうもいかない。他にスモークサーモン、フィッシュ&チップス、そしてホテル特製のカレー、サンドイッチも出るというから、参加者にとっては至福のひとときとなりそうだ。


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「毎年恒例のバーショーに出展」

 『ウイスキーガロア』の発送も一段落したところで、コンペのパンフレット、大阪フェスのパンフレットの入稿作業が急ピッチで進められている。金曜日は清里・萌木の村のミーティングをやったあと、デザイン事務所のアイルさんに来てもらい、まずはコンペの表彰式の認定証のデザイン案を決定。やはり、日本でやるコンペなので、その色にはこだわった。

 公式パンフレットの表紙も、斬新でクールなものができたと思っている。やはりデザインが訴える力というのは大きなものだ。単なるコンペのパンフレットで終わりたくないというのが私たちの想いで、ウイスキーガロアというプロの編集集団がやる以上、今までのコンペのパンフのスタイルを変えたかったのだ。

 当然、大阪フェスのパンフの表紙デザインも、ガラッと違うものにした。今年はこの表紙案をデザインしたものが、大阪・京橋駅のデジタル看板(1週間)にも登場する。これも新しい試みで、大阪の人たちにどれだけアピールできるか、今から楽しみだ。

 それらのミーティングを立て続けにこなし、昨日の土曜日は午前中コンペのパンフレットの校正をやり、午後2時すぎに水道橋のドームシティーに行き、バーショーを取材。今年もうちはブースを出していることもあり、そのブースに行くためでもあった。

 毎年バーショーに行くと新商品にも出会うことができる。今回も私がまだ知らなかった商品があり、それを極力試飲して回る。ただ、時差ボケがまったく治っておらず、眠さはピーク。なにしろ夜12時に寝ても2時すぎに眼が覚めて眠れなくなるから、仕方なくそれから3時間ほど机に向かって仕事をし、そして再び2~3時間眠るという日々が続いている…。

 結局バーショーには5時半くらいまでいて、その後、恵比寿の仕事場にもどり再び仕事。今日も午前中(と夜中だ!)は、コンペ・パンフレットの校正をして、午後は次号ガロアの原稿書きの準備。さらに夕方にウイ文研オフィスに行き、13日(月)に行われるベンリアック、グレンドロナック、グレングラッサ・セミナーの準備。新商品のベンリアック12年とグレンドロナック15年をまだ試飲していなかったためで、ともにオフィスでテイスティングをしてしまう。

 もどって夜は、これから週一ペースで入っているあちこちのセミナー、講演会の準備を進める。なにしろ週イチペースで入っていると、どこで何のテーマで話すのか、その時どんなボトルでテイスティングするのか、しないのか、まったく分からなくなってしまっているからだ。秘書もいなく、進行スケジュールを管理してくれる人もいないので、すべては私一人の頭の中でやるしかない…。中小企業の社長はツライものだと、この時ばかりはそう思う。


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