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  02 ,2024

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ブログ移転のお知らせ」
日頃より土屋守のウイスキー日和をご愛読いただきありがとうございます。
2023年9月よりブログ移転いたします。

新しいブログ先はnoteです。本日より公開されます。
noteでぜひフォローをお願いいたします。
https://note.com/mamoru_tsuchiya/

こちらのfcブログでは2011年から書き始め、
1800以上の記事を書かせていただきましたので、思い出として残します。
今後とも土屋守のウイスキー日和をお楽しみいただけますと嬉しいです。

ウイスキー文化研究所スタッフ



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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「ウイスキースクールの開校と記念セミナーテイスティング」
 早いもので、今日で8月も終わりである。光陰矢の如しとは、まさにこのことで、年々その観が強まっている。そういえば今日はスーパームーン。それも月に2回の満月なのでブルームーン(?)と呼ぶらしいのだが、そんな月を愛でる余裕もないほどだ。

 9月12日に出るガロアが校了して一段落といきたいところだったが、すでに次号の仕込みにかかっていて、昨日はそのガロアの編集ミーティング。次号から新しく編集スタッフ1名が加わるので、ガロアだけでなく、待ったなしとなっている『ジャパニーズウイスキー・イヤーブック2024』の編集作業にも取りかかっている。2023年版では合計76の蒸留所を取り上げていたが、2024年版はその数が102となっている。これはまだ途中で、ギリギリ11月上旬まで編集作業が続くので、まだまだ増えるかもしれない。やはり、ジャパニーズはトンデモナイことになっているのだ。

 さらに同時並行して、ウイスキー検定の公式テキストも改訂作業に入っていて、連日ガロアの原稿、そしてイヤーブック、検定テキストと3冊同時進行が続いている。それを私を含めて4~5名の編集スタッフでやり繰りしないといけないわけなので、休まる時というものがない。デザイナーもスタッフデザイナーが一人抜けたので(もともと一人しかいない)、現在、急遽募集中である。この1年、スタッフ募集にずっと頭を悩ませてきたが、今となっては、その負担が多大なものとなっている。会社経営の難しさを、つくづく感じる今日この頃である。

 ということだが、TWSCも2024年の第6回がスタートし、そして、かねてより望んでいた本格的なウイスキースクールの開校も実現しそうだ。ウイ文研、いやスコッチ文化研究所ができた2001年3月より、ウイスキースクールは私の念願でもあったし、西麻布のオフィス時代、そして同じ広尾の前の事務所の時にも、小さな寺子屋風のスクールを開校したことがあったが、その都度、本体のスペースが足りなくなり、スクールを断念したという経緯があった。

 今回、スクールを開校することにしたのは、同じビル内にもう1つのフロアを確保することができたからだ。オフィスは5階だが、同じ間取りの2階が空き、そこを借りることができた。現在、その改装中で、9月中旬にはその作業も完了する。そこで10月1日を正式開校日とし、すでにその日の記念セミナーについては手配を始めている。それは日曜日なので、昼のセミナーだが、10月5日の木曜夜7時からは、私のウイ文研テイスティングも復活させたいと思っている。これは2001年3月から不定期でやってきたテイスティング会で、今までに150~200回くらいやっているだろうか。それらのボトルは、今となっては幻のボトルのオンパレードである。

 スコ文研の最初のオフィスはワンルームマンションで、たった8名しかテイスティングに参加できなかったが、今回はスクール形式で80名、最大120名くらい座れるスペースを確保しているので、定員40名のテイスティングを考えている。その第1回のラインナップが下の写真の6本。カティサークのタムオシャンタの25年、シングルモルト軽井沢、嘉之助のスペシャルバージョン、オマーのマスカットワインカスク、カバランのボルドーカスク・ソリスト、そして金車飲料の創立40周年記念のマグナムボトルである。

 詳細は追って発表するので、楽しみに待っていてほしいと思っている。
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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

 

「猛暑の中の横浜フェスが無事終了」
 6月から続いていた怒涛の蒸留所巡りがようやく一段落し、この間それらの原稿を書き、ガロアの入稿・校了作業を続けてきた。それも先が見えてきたので、横浜フェスの準備の合間に次のガロアの仕込みにも入っている。9月以降、10月の横浜ベイサイドウォークのイベント、そして2回の名古屋でのセミナーと講演、そして11月の沖縄フェス、さらに12月アタマの東京フェスとスケジュールが続くので、ガロアの原稿を少し前倒しで書かないといけないからだ。

 そのイベントの第一弾、横浜フェスが8月26日・27日の2日間、横浜の大さん橋ホールで行われた。7月上旬からほぼ2ヵ月間続く猛暑、酷暑の中で、我々が当初考えていたよりはるかに暑く、熱中症との闘いとなった。特に、全面ガラス張りの本部席、ステージのあたりはまったくといっていいほどクーラーが効かず、それに天井のスポットライトの熱も加わって、地獄のような暑さ。いくら水分を補給しても、それがすべて流れるような汗となり、一度もトイレに行く必要こともなかった。それでも2日間、なんとか無事に乗り切ることができたのは、神に感謝すべきかもしれない。

 4部それぞれの冒頭あいさつで述べたとおり、大さん橋の先端あたりは、かつてペリー艦隊が停泊していたところ。ペリーの艦隊が横浜に投錨したのは1854年2月のこと。その後、大さん橋の付け根の、現在開港資料館が建っているあたりで、幕府との交渉が行われ、1854年3月31日、歴史的な日米和親場約が結ばれた。そのまさに歴史の舞台で、我々は今回横浜フェスを開くことができたのだ。できることなら、春先にやりたかったが、スケジュール、そして会場の手配がつかず、夏の暑い盛りでの開催となってしまった。それでも、無事やりとげることができて、今は何よりもホッとしている。

 フェスでは前日の金曜からアパホテルに2泊したが、終了後は再び恵比寿の仕事場にもどり、10月1日から始まるウイスキースクールの講座について、休日返上で構想を練っている。TWSCの洋酒部門については、すでに案内パンフレットもでき、各関係者に送付していたが、先週水曜日に開かれた実行委員会で、焼酎も例年どおり実施することが正式に決定。6月以来、焼酎部門については再考が必要と思って、各実行委委員に意見を求めていたが、話し合いの結果、やはり開催を決定した。すでに、その案内パンフレットの作成に動いている。

 それと同時進行の形で、ウイスキースクールが開校するので、今その講座スケジュール、カリキュラム等々について日々考えている。

 スクールといっても専任のスタッフはいなく、今のうちのスタッフが兼任ということになるが、ウイ文研にしかできない、興味深いセミナーを多くやりたいと思っている。もちろん、ここでしか飲めないボトルもたくさん出そうと思っているし、日本のウイスキー、スピリッツを今以上に盛り上げていきたいと思っている。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
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「兵庫県養父市に誕生した蒸留所を見に行く」
 今週末の横浜フェスが迫ってきた。お盆明けからガロアの原稿・校正作業が続いていたが、21日の月曜日に無事入稿を済ませ、それを確認してから夕方の便で鳥取へ。フォーカス時代にほぼ全国各地に取材で行っていたが、鳥取は記憶にない。おそらく人生初。といっても、夜ホテルにチェックインし、そのまま夕食はコンビニ弁当で済ませ、翌22日火曜の朝8時すぎにレンタカーで一路、兵庫県の養父蒸溜所を目指す。

 やはり連日の猛暑の中、全国各地を飛び回っていたのと、ガロアの原稿、他で疲労がピークに達している。特に眼がやばく、ヘタをするとまったくピントが合わない感じだ。鳥取は東京に比べれば涼しいかと思ったが、ここでもフェーン現象で、さらに暑い。それに海と砂丘が近いせいか、湿気がスゴイ。今年の夏は、行く先々でフェーン現象に悩まされた。この歳で、この暑さの中、全国取材行脚はツライ。大げさでなく命の危険を感じることもある。

 と思っていても、見知らぬ土地への旅は旅で、面白い。車で国道29号線を兵庫方面へ向かい、途中、道の駅で休憩を取りながら、最後は県境の戸倉峠を越え兵庫県の但馬地方へ。急な山道を下って走ること20分ほどで、養父市大屋にある蒸留所に着いた。鳥取を出てから1時間半くらいだろうか。

 養父はウィズワンが今年オープンさせた本格的蒸留所で、仕込みは9月以降になるという。山間の緑濃い谷川沿いに巨大な建物が見えていて、すでに2種の熟成庫も完成している。ワンバッチは麦芽1トンで、発酵槽以外はイタリアのフリッリ社が手掛けている。フリッリが手掛けた本格的蒸留所としては、養父が日本初となる。

 工場長のKさんに案内されて、すべて見て回ったが、非常に使い勝手のよい蒸留所だと感じた。プランがしっかりしていて、これだと間違ったものはできないという、確信の蒸留所なのだ。それにしても養父は遠いと事前に聞いていたが、東京から来るとなると伊丹か鳥取ということになり、いずれにしろ車で1~2時間かかってしまう。列車は途中までは山陰本線だが、乗り換えがあって、京都・大阪からだと2時間半以上かかってしまうという。もちろん、駅からはいずれにしろ車である。
 
 養父は関東の人には、そもそも「やぶ」と読めないだろう。実はヤブ医者の語源はこの養父だという説があり、毎年養父では「ヤブ医者大会(?)」というのが開かれているらしい。もともと養父には名医が住んでいて(江戸初期)、それが全国に轟いていたという。養父の医者にあやかろうと弟子入りした者も多かったというが、やがてその評判を逆手にとる者が現れて…。つまり養父からの医者を名乗った、ニセ医者が全国各地に現れたというわけだ。

 そんな名医がいた里の養父に誕生した蒸留所。これでまた面白い蒸留所がひとつ増えたことになる。

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「お盆休みは返上でガロアの原稿!!」
 酷暑が続いている。そんな中、全国各地を取材していたせいもあるが、仕事がたまっていて、お盆休みを返上で毎日ガロアの原稿書きである。毎年この時期はお盆進行ということもあり、ガロアの原稿に追われる。

 次号のガロア(vol.40)は巻頭でジャパニーズ特集をやるため、その取材に明け暮れていたが、利尻、八郷、石岡精麦所、秩父第1・第2、長濱、琵琶湖、そして小諸、軽井沢、御代田、北軽井沢、さらに新潟亀田、三島のウォータードラゴン、越後薬草の合計15ヵ所の蒸留所、製麦所について、ひたすら写真を選び、そして原稿を書く作業に追われた。トータルでおそらく100枚くらい書いていることになるだろうか。

 もちろん、ガロアの特集はそれだけではないので、TWSC授賞式、そしてベストディスティラリーの原稿なども書き、また人気コーナーでもあるテイスティング、ボトル解説のページも書いてしまう。体も頭も疲れているので、本当ならリフレッシュに釣りにでも行きたいところだったが、この猛暑では人間だけでなく、魚も疲れているだろうということで、それも断念。もっとも仕事場の中にいても熱中症になりそうだのだから、炎天下での釣りは危険すぎる…。ひたすら仕事場とウイ文研の事務所を行ったり来たりしながら、原稿三昧である。

 検定の問題はすでに3級・2級・JC級と作ってあったので、受験者特典としてノートをつけることとし、その写真選びもやってしまう。ウイスキーコニサーについては、先日もミーティングを行い、会員制の「ウイスキーコニサークラブ」、そして会員特典のオリジナルボトル、セミナー、もちろんツアーなども話し合う。できれば10月か11月にコニサークラブ限定の蒸留所ツアーを行いたいと思っていて、今月中には決定する予定だ。

 おそらく新潟の3蒸留所、吉田電材、新潟亀田、そして越後薬草になるものと思っている。そして12月には、軽井沢の4蒸留所である。コニサーの人たちには、期待して待っていてもらいたい。もちろん、その前の10月15日には、コニサー限定の大試飲会である。

 またTWSCも新しい担当者が決まり、2024年の開催に向け、まずは洋酒のパンフレットの入稿をお盆前にやってしまう。焼酎についてはもう少し検討を重ねる予定だ。最終的な結論は、今月一杯に出すつもりでいる。

 ウイスキースクールについては内装業者も決まり、休み明けには工事に入る予定。9月中旬までには工事も終わり、正式に10月1日から、ウイスキースクールの開校を行う予定だ。マックスで80名ほどが入れる教室で、コニサーのセミナーや検定のセミナー、そしてウイスキー技術養成講座など、あらゆるセミナー、テイスティング会などを、ここで開く予定でいる。

 考えてみれば、2001年にウイ文研の前身であるスコ文研を立ち上げた時、その業務内容の1つがウイスキースクールの開校、そしてその運営だった。途中、西麻布の事務所や、1つ前の事務所でもスクールは開校したが、スペースが狭く、またコロナの影響もあり、本格的な開校には至らなかった。22年を経てようやく当初思い描いていた形で、いやそれ以上の規模で、本格的スクールの運営が可能となる。

 私が取材で東京を離れる時をのぞいて、極力私自身も講師として登壇したいと思っているし、多くのコンテンツを作り、多くの方に講師になってもらいたいと思っている。乞うご期待である。

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