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  12 ,2016

プロフィール

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky World』(2005年3月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「最終号の『Whisky World』が刷り上がる・・・」

 このところ東京フェスのミーティング(来年の向けた反省会?)や検定のミーティング、清里フェスのミーティングが、相次いでいる。それと並行して作業が進んでいるのが、『ウイスキー通信』や『コニサー倶楽部』の入稿・編集作業だ。

 通信は全体で44ページ、コニサー倶楽部は16ページほどだが、2冊を合わせると60ページになり、文字量的には『ウイスキーワールド』より、はるかに多くなる。検定合格者向けの『Whisky Life』と合わせて、今までは毎月、1~2冊の雑誌を作ってきた。

 それが来年からは、とりあえず通信とワールドがなくなり、『ウイスキーガロア』1冊に集約される。ある意味、時間が多く取れるわけで、その分、日本だけでなく、世界に取材に出かけようと思っている。

 その『ウイスキーワールド』の最終号が印刷所から届いたばかり。本屋の店頭には今日か明日中には並ぶだろう。改めて刷り上がったばかりのワールドを手に取ると、感慨深いものがある。丸12年という月日は、決して短い月日ではなかった。創刊した時51歳だった私も、もうじき63歳となる。その間、年平均3~4回の海外取材をこなしてきたから、トータルで40~50回海外に行ったことになる。国内蒸留所に関しては何巡したことだろうか…。

 最終号の表紙は、屋久島で撮影した津貫オープニング記念の「マルス信州3年物」のシングルモルトで、津貫で熟成させたものだ。深い緑は標高1000メートルの屋久島ランドの太古の森である。思わず深呼吸したくなるような表紙だ。

 ぜひ手にとって見てほしいと願っている。最後の『ウイスキー通信』が終われば、いよいよ来年からは『ウイスキーガロア』が待っている。


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「通信のテイスティング座談会が終了・・・」

 26日の土曜日はビッグサイトで開催されたロングステイ財団のイベントの講師として10時半から12時まで講演。テーマはイギリスとロングステイについてだったが、ついでに展示スペースにウイ文研のブースも出展していたので、4時すぎまでブースにいて、6時前に恵比寿の仕事場にもどる。

 昨日の日曜日は、さすがに疲れがたまっていて原稿も思うように進まなかったので、たまりにたまった資料や書類の片付け。夜は久しぶりに昔の仲間とモツ鍋を囲んで、ビールを4~5杯。10時前には体力の限界で、そのまま仕事場にもどって就寝。久しぶりに6時間の睡眠・・・。

 今日は午前中、『コニサー倶楽部』の原稿、校正をして昼前にウイ文研。1時から最後となる『ウイスキー通信』の恒例テイスティング座談会。これは2001年3月の『スコッチ通信』創刊以来、丸16年近くにわたって続けてきた座談会で、この16年で約420本のボトルをテイスティングしたことになる。

 最初の座談会は2000年の12月。当時はまだオフィスもなく、代表世話人の1人であるYさんのバー「フィンガル」で行われた。あれから、もう16年(!)。テイスターもテイスティング方法(採点方法)も、この間に幾度となく変わったが、とにかく2ヶ月に1度、続けてきた(当初は季刊だったので3ヶ月に1度)。

 Sさんの話で思い出したが、最初の頃は毎回、ゲストテイスターを招いて、一緒に加わってもらっていたこともある。途中、何度かはスコ文研スタッフも加わっていた。のべにしたらテイスターの数だけでも20~30人になるだろう。

 そんな総括、思い出話も交えながら、最終回は、①ブッシュミルズ12年、②シーバスリーガル・アルティス、③ベンロマック2008、④グレンバーギ1997、⑤ブラックスネーク、ファーストヴェノム、⑥シングルモルト駒ケ岳・津貫エージングの6種をテイスティング。

 ①のブッシュミルズは蒸留所限定で、最近パッケージ変更になっている。はたして中味はどうなのだろうという興味があった。②のシーバスリーガルは、ブランド史上初のブレンデッドモルトで(5種のモルトがブレンド)40%の割に色が濃く、香りは非常にリッチ・・・。

 ③④はGMのボトルで、③は非常にレアなオフィシャルのシングルカスク、カスクストレングスで、ウイスキー文化研究所のオリジナルだ。④もうちのオリジナルで、東京フェス2016のスペシャルボトル。ファーストフィルのシェリーホグスヘッド樽からのボトリングだ。

 どちらも東京フェスと前日セミナーで用意した60本が即完売になった。これは空輸で運んだもので、残りの120~180本は現在船便で日本に向かっている。早ければ年内、遅くとも1月中旬までには、ウイ文研に届くはずだ。

 ⑤はガイアフローのシングルモルトで、もちろんブラックアダーの製品。PX樽でフィニッシュしたものだが、どこの蒸留所のシングルモルトか明かされていない。⑥は津貫蒸留所のオープニング記念ボトルで、マルス信州蒸溜所産の3年物のシングルモルト。ただし、熟成は津貫の石蔵で行っている。次号(最終号)の『ウイスキーワールド』の表紙を飾っているボトルだ。

 ということで3時半すぎにファイナルテイスティングを終了し、『ウイスキー通信』の名物コーナーに終止符を打つ。来年2月に創刊する『ウイスキーガロア』ではもちろんテイスティングはやるが、やり方やテイスターの人選については、現時点ではまだ発表できない。

 来月中に人選を終え、一度テイスターに集まってもらいミーティングを行う予定だ。新しく始まる雑誌に、今はワクワクするような気持ちで一杯だ。


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「グレンモーレンジィの完璧すぎる体験・・・」

 東京フェスが終わって一段落する間もなく、来年の清里フェス、そして最終号となる『ウイスキー通信』、『コニサー倶楽部』(これは今までどおり年3回発行)の入稿・編集作業に追われている。

 『コニサー倶楽部』は巻頭特集がコニャックで、ワールドではカミュの特集をしたが、こちらはコニャック全体、特にスコッチとの違いという点について5ページにわたり述べている。さらにコラムでは、『ウイスキーガロア』に関連して、ハリス島のワイルド・ウォーターリリー、睡蓮についても書いている。

 『コニサー倶楽部』は、ウイスキーエキスパート、プロフェッショナル、もちろんマスター・オブ・ウイスキーの有資格者で、ウイ文研の会員であれば無料で送付しているもので、今年始めにリニューアル創刊して、こんどの号で3号目となる。

 それらの作業が一段落したところで7時に日本橋のマンダリン・オリエンタルホテルに行き、広東料理レストランの「センス」で、グレンモーレンジィの”完璧すぎるウイスキー体験”に出席。

 これはホテルの美味しい広東料理をいただきながら、究極のグレンモーレンジィを味わうというもので、もちろんビル・ラムズデンさんが、そのホスト役。

 出されたのはオリジナルと18年、25年、そして2017年から25年物に代わって市場に投入されるヴィンテージシリーズの1990(これはシークレットアイテムだった)、最後が「グレンモーレンジィ・プライド1978」の5種類だった。

 プライド1978は日本ではマンダリン・オリエンタルホテルだけで飲めるもので、2012年に全世界700本限定でリリースされたモーレンジィの34年物。オフィシャルのモーレンジィとしては、これが最長だという。

 ビルさんがグレンモーレンジィのマネージャーになった1997年に、バーボン樽からボルドーのグランヴァンの3大シャトーの赤ワイン樽に移し替えたもので、そのワイン樽5樽からボトリングしたものだという。

 そのシャトーについては言えないということだったが、ポイヤック地区というヒントなので、それはもう、シャトーラフィット、ムートンロートシルト、そしてラトゥールしかないはずだ。同じグランヴァンでもマルゴーとオーブリオンは、ポイヤックではないからだ(そのはず・・・)。

 つまりバーボン樽で19年、ワイン樽で15年、合計34年の時を樽の中で過ごしたことになる。もちろん、とびきり美味しいのだが、すべてを飲み比べて思うのは、完璧のバランスをもっているのは、18年ではないかということだった。もちろんコスパも含めてだが、改めて18年のすごさを感じた。

 結局、会は9時すぎに終了し、10時半すぎに恵比寿の仕事場にもどる。ビルさんとは来年5月のツアーで再会を約束して別れた。


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「ワールドの最終号と下版・・・」

 東京は54年ぶりに11月に積雪・・・。54年前といえば私は8歳。小学校2年の時で、もちろん、その頃の東京なんて知る由もない。日本海側では11月下旬は、毎日ミゾレだ。

 今週は22日の火曜日に、無事最終号となる『Whisky World』の下版を済ませることができた。2005年の創刊以来、約12年間、合計67冊のウイスキーワールドをつくったことになる。

 取材・編集が東京で、デザイン・印刷・発行が大阪という、まるで”二都物語”のような体制で雑誌をつくるという、前代未聞のチャレンジも、ひとつの区切りを迎えたことになる。その間、編集、ライター、カメラマン、デザイナー、広告営業とかかわってくれたスタッフは延べにして、おそらく100名以上になる。

 創刊から最後までいたのは、私と発行人の渡部さんの2人だけだ…。今は、かかわってくれた多くのスタッフに、本当に感謝している。すでにウイスキーの世界から離れてしまった者も多数いるが、『Whisky World』という雑誌にかかわったことを誇りに思ってほしいと、切に願う。

 火曜の夕方からは、スタッフだけで東京フェスの打上げ。さらに最終号のワールドの打上げを事務所で行う。23日の勤労感謝の日の休日が終わったら、もう次の清里フェス、そして、こちらも最終号となる『ウイスキー通信』の編集作業が待っている。

 ということで昨日の休日は、たまりにたまった資料や書類の整理をしつつ、通信、そして同時に発行する『コニサー倶楽部』の原稿執筆、校正作業を終日こなす。

 今日は雪の中、ウイ文研まで歩いて行き、『ウイスキー通信』『コニサー倶楽部』の編集ミーティング。12月は台湾に行ったり、大阪、明石、長浜と再び出張が入っているので、すべて早めに処理をしてしまわないといけないからだ。

 3時からは、その台湾ツアーの最終ミーティング。今回はうちのスタッフも入れて総勢35名という大所帯だ。さらに4時からは、来年2月の下旬に創刊される『ウイスキーガロア』の、デザインミーティング。

 まだタイトルロゴが決まっていないため、広告資料媒体などがつくれていないが、全体の雑誌のイメージ、コンテンツなどをデザイナーのKさんに伝え、互いに案を出し合っていく。

 これからは最終号の『ウイスキー通信』の入稿・編集作業、『コニサー倶楽部』の入稿作業と並行しながら、『ウイスキーガロア』の取材、そしてコンテンツをどうするのかなどの詰めの作業が連日続くことになる。

 それにしても63歳で再び新雑誌を立ち上げることになるとは・・・。雑誌づくりは創刊の時が一番面白いとはいうが、『フォーカス』をはじめ、『ジャーニー』、『スコッチ通信』、『ウイスキー通信』、『Whisky World』、そしてコニサー倶楽部、ウイスキーライフと、多くの雑誌、会報誌の創刊に立ち会ってきた。ある意味、編集者冥利につきるというべきかもしれない。 


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「東京フェス本番とウィームス家インタビュー」

 昨日は、今年最後を飾る「ウイスキーフェスティバル2016 in東京」の本番。5時に起きて、8時すぎに会場となるサンシャインシティに入る。久しぶりにJR池袋駅からサンシャインシティまで歩いたが、こんなに遠いとは思わなかった。

 18歳で上京してきてから、池袋は私のターミナル駅。どれだけ東口からサンシャインにかけて通ったことか。清龍や大戸屋(昔は安い定食屋で、お世辞にもキレイとは言えなかった)は、毎日のようにお世話になっていた。そんな思い出がよみがえるが、もう45年も前の話である。

 会場に着いてさっそく本にサインをしたり、ボトルにサインをしたりと準備をし、10時には全体ミーティング。そして10時50分にバグパイプの演奏とともにフェスがオープンした。

 とにかく詳細については最終号の『ウイスキー通信』や、2月下旬に創刊する『ウイスキーガロア』に譲ることにして、会は4時半すぎからのGMの大抽選会、そしてフィナーレのセミナー講師陣によるスピーチと続き、6時に無事終了。

 すべてを撤収したのが7時半頃で、帰りは荷物を積んで車でウイ文研にもどり、その後近所のうどん屋で遅い夕食。いつものことだが、昨日の夜はアタマの脳ミソがぐるぐる回転しているのか、変な夢ばかり見て、ほとんど熟睡できず。4000人以上の人が会場を訪れたわけで、その人たちの顔や名前、話などが脳にインプットされるせいだろうか・・・。

 今日はウイ文研は休みにしたが、『ウイスキーワールド』の入稿作業がツメの段階に入っていたので、編集チームは全員出社。私も11時前には出社し、片っ端から校正、入稿、確認作業に忙殺される。

 その作業が一段落したところで、5時に今回セミナーもやってくれたウィームス家の、ウィリアム・ウィームスさんがウイ文研に来て、ウィームスモルト、ダーンリージン、ロードエルコ・ブレンデッドスコッチ、そして2014年に創業したファイフのキングスバーンズ蒸留所について、1時間半ほど話をうかがう。

 これも来年2月の『ウイスキーガロア』用で、4ページくらいでウィームス家とキングスバーンズについて特集しようと思っている。ウィームス家とブルース家の興味深い関係や、ファイフのグレンロセス町にできたインチデアニー蒸留所など、実に興味深い話を聞くことができた。乞う御期待である。

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